青山商事は、オーダースーツブランド「麻布テーラー」で知られるエススクエアード(大阪市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。エススクエアードは持ち株会社で、傘下にオーダースーツ事業のメルボメンズウェアー(大阪市)、製造部門のメルボ紳士服工業(同)を置く。取得価額は非公表。取得予定日は2022年4月1日。
アイドマ・ホールディングスは、経営層を中心にビジネスマッチング事業を手がけるCXOバンク(東京都港区。売上高3100万円、営業利益45万9000円、純資産1260万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。CXOのマッチングサービスを取り込むことで、アウトバウンド(企業が主体となる営業手法)、インバウンド(顧客が主体となる営業手法)の両面での顧客支援が可能になり、より効果的な商談機会の提供につながると判断した。取得価額は2億1300万円。取得予定日は2022年3月1日。
ヒューマンクリエイションホールディングスは、ICT(情報通信技術)関連のヘルプデスク運営を主力とするコスモピア(東京都千代田区。売上高4億2400万円、営業利益4700万円、純資産2億800万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。受託開発比率の向上に伴いニーズが増えているシステム納入後の運用支援領域でのサービス拡充などが狙い。コスモピアは1986年設立。取得価額は3億3100万円。取得予定日は2022年4月1日。
シダックスは、ホテル・飲食店運営やワイン製造を手がける子会社のシダックス中伊豆ワイナリーヒルズ(東京都調布市。売上高6億9700万円、営業利益△3億7300万円、純資産△10億4000万円)の全株式を、投資業の志太ホールディングス(東京都千代田区)に譲渡することを決めた。不採算かつ非中核事業であることから、譲渡対象として検討してきた。譲渡価額は1円。譲渡予定日は2022年4月1日。
リアルワールドは、Webサイト制作のクラフツ(東京都世田谷区)が運営するWebメディア「クレジットカードマイスター」を取得することを決めた。取り扱うメディア領域の拡充の一環。リアルワールドは金融系メディアで「債務アレンジ」を立ち上げている。取得価額は400万円。取得予定日は2022年3月1日。
リアルワールドは、Webマーケティング事業のアドバンス(東京都品川区)からWebメディア「脱毛ドコイコ」を取得することを決めた。これまでのエンタメ、モバイル関連に加え、新たに美容ジャンルを取り込み、ライフスタイル領域の情報発信を拡充する。取得価額は1700万円。取得予定日は2022年3月1日。
トヨタ紡織は、アイシン<7259>と、アイシンの子会社であるシロキ工業(愛知県豊川市)との間で、シロキ工業が持つスズキ、ダイハツ工業、マツダ向け自動車用シート骨格機構部品の商権を、トヨタ紡織が取得することで合意した。トヨタ紡織の自動車用シート事業のグローバルでの競争力強化が目的で、生産はシロキ工業の名古屋工場(愛知県豊田市)をトヨタ紡織に移管する方向で検討中。移管の方法や時期などの詳細は今後3社で協議する。
泉州電業は、制御装置や制御盤のメーカーである北越電研(新潟県長岡市)の全株式を取得し、子会社化した。多様化するユーザーニーズに対応するため、これまでの電線販売を中心とする事業に、関連する制御装置などの販売を加えることにした。取得価額は非公表。取得日は2022年3月1日。
トナミホールディングスは、自動車運送事業のサンライズトランスポート(岩手県一関市。売上高14億6000万円)の全株式を取得し、子会社化した。東北エリアでの配車力を強みとするサンライズトランスポートを傘下に収めることで、同エリアでの業容を拡大するのが狙い。今後、情報システムの共有化などを進め、生産性を高める。取得価額は非公表。取得日は2022年3月1日。
JFLAホールディングスは、パンや洋菓子のメーカーである栄喜堂(東京都豊島区)の事業を承継する栄喜堂(埼玉県三芳町)の全株式を取得し子会社化した。中期経営計画に掲げた食品事業強化の方針に沿ったもので、既存事業であるベーグル(パンの一種)や洋菓子などとの相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得日は2022年3月1日。
ノジマは、動物病院向け医療品販売などを手がけているシグニ(東京都江東区)の全株式を、ベーシック・キャピタル・マネジメント(東京都中央区)が運営する BCM-V 投資事業有限責任組合(同)に譲渡することを決めた。シグニの事業が、ノジマの非中核分野であり、今後グループシナジーが見込めないため、経営支援で実績のある投資会社に経営を託すことにした。譲渡価額は非公表。譲渡日は2022年4月1日の予定。
瀧上工業は、橋梁・建築の溶接工事を手がける東京フラッグ(東京都江戸川区)の全株式を取得し子会社化することを決めた。主要事業の一つである鋼構造物製造事業の強化につなげる。東京フラッグは1988年設立で、現場溶接を専門とし、福島第一原子力発電所の貯水タンク工事で溶接工事を請け負った実績も持つ。取得価額は非公表。取得予定は2022年9月中。
アルチザネットワークスは、システム開発のシー・ツー・エム(東京都豊島区)の全株式を取得し子会社化することを決めた。シー・ツー・エムは2002年設立で、情報通信システムやネットワークの保守・運用・監視サービスを手がける。通信基地局などのテストサービスを主力とするアルチザネットワークスとは顧客基盤が異なることから、両社の連携を推し進めて相乗効果を引き出し、通信分野で総合的なサービス提供につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年5月31日。
コーユーレンティアは傘下企業を通じて、情報通信機器販売・リースのジービーエス(東京都千代田区。売上高13億4000万円、営業利益△2100万円、純資産4億4600万円)などGBSグループ3社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。GBSグループの顧客に対して、コーユーレンティアグループが得意とするFF&E(家具・据え付け設備、什器)レンタルを提供するといった形での相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2022年4月1日。
アクシージアは、千趣会傘下で化粧品・医薬部外品を製造・販売するユイット・ラボラトリーズ(山梨県北杜市。売上高7億1700万円、営業利益1100万円、純資産7億2700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。アクシージアは新工場建設を計画していたが、製造設備を持つユイット・ラボラトリーズを傘下に収めることで、投資支出を圧縮し、新たな研究開発や人材採用への投資機会を確保する。取得価額は8億6000万円。取得予定日は2022年4月1日。
イチネンホールディングスは、オリエントコーポレーション傘下で駐車場事業のオートリ(東京都新宿区。売上高6億5200万円、営業利益1700万円、純資産26億6000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。営業ノウハウの共有やシステムの共通化などを通じて駐車場事業の経営基盤を強化する。イチネンは関西を中心に約1500カ所、オートリは関東を主体に約200カ所で駐車場を運営している。取得価額は非公表。取得予定日は2022年3月31日。
昭文社ホールディングスは、コールセンター事業子会社のKuqulu(東京都千代田区。売上高1億6600万円、営業利益2600万円、純資産6000万円)の全株式を、同社社長の小笠原健治氏に譲渡することを決めた。コロナ禍におけるグループの事業再編の一環。譲渡価額は1億1000万円。譲渡予定日は2022年3月31日。