中小企業のM&Aの現場でよく経験することで、スポーツに例えられる話があるので紹介したい。野球でもサッカーでもいいのだが、個人的には相撲が例えとして一番わかりやすい気がする。
M&Aという言葉が中小企業にも浸透してきており、かつ譲受(買手)希望で相談に来る企業数はかなり多い。その中で、実際にトップ面談にいたる企業はどれくらいだろうか。
私の経験則ではせいぜい20~30%。その前段階であるノンネームシート(譲渡検討先の企業概要書)の閲覧率は90%ほど...
事業承継では「人の承継」「物的資産の承継」「知的資産の承継」の3つの要素を受け継ぐことになります。なかでも見えない資産である知的資産の承継には長い時間がかかるため、早くから取り組むことが大切です。
企業における資金は人間の血液と同じで、企業を資金循環の観点から見ると、資産は回転させることで収益を生み、回しぬくことで経費となって財務状態は健全化する。