知的資産の承継を早く始めることが大事なのはなぜ?
事業承継では「人の承継」「物的資産の承継」「知的資産の承継」の3つの要素を受け継ぐことになります。なかでも見えない資産である知的資産の承継には長い時間がかかるため、早くから取り組むことが大切です。
和田 純子
| 2018/12/13
2018.12.13
前回に引き続き、行政書士のM&A、事業承継への取り組みを取り上げます。今回は、事業者数としても多い建設業に絞って、行政書士から見たM&Aと事業承継の留意点をまとめました。
建設業は、業界の規模は約16兆円といわれ、震災など災害からの復興、老朽化しているインフラのリフレッシュ、さらに東京オリンピック、大阪万博、リニア中央新幹線といった大型のプロジェクトなどを含め、住宅のバリアフリー化、耐震補強、リフォームなどまで需要は多く、慢性的な人手不足が起きています...
事業承継では「人の承継」「物的資産の承継」「知的資産の承継」の3つの要素を受け継ぐことになります。なかでも見えない資産である知的資産の承継には長い時間がかかるため、早くから取り組むことが大切です。
企業における資金は人間の血液と同じで、企業を資金循環の観点から見ると、資産は回転させることで収益を生み、回しぬくことで経費となって財務状態は健全化する。
資産管理、資産承継の手法として最近よく活用されている民事信託。今回は賃貸不動産を所有されている方に民事信託を活用してリノベーションをするスキームのご案内します。