2023年度(2023年4月〜2024年3月)の建設業を対象にしたM&A(適時開示ベース)は、件数が前年比13.2%減の33件(前年度は38件)で2年連続の減少となった。一方、取引総額は同16.5倍の655億9900万円と、2年ぶりの増加となった。前年度になかったTOB(株式公開買い付け)は1件あった。
国内M&A市場全体が成長する中、件数は過去5年間で2019年度の29件に次ぐ低い水準だった...
CVCに関わる動きが目立っている。積水ハウスやANAホールディングスなどの大手企業が新たにCVCファンドを立ち上げたほか、こらからファンドを設立する大正製薬や、既存のファンドに出資する商船三井などの事例もある。
鉛筆の「ユニ」で知られる三菱鉛筆が、34年ぶりに企業買収に踏み切った。2024年3月15日にドイツの筆記具メーカーであるC. Josef Lamy GmbH(ラミー、ハイデルベルク)を子会社化するのだ。
KDDIはコンビニエンス業界3位のローソンに対してTOBを実施すると発表した。2020年8月には業界2位ファミリーマートがTOBにより伊藤忠商事の子会社となった。では、残る業界最大手のセブン―イレブンはどうか?セブンには「悩みの種」がある。