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「ダイセル」が5年分の利益を投じてポリプラスチックスを完全子会社化する理由とは

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自動車には多くのエンジニアリングプラスチックが使われる

ダイセル<4202>が、営業利益の5倍を超える1685億円を投じてエンジニアリングプラスチックメーカーのポリプラスチックス(東京都港区)の完全子会社化に乗り出した。

ポリプラスチックスは1964年にダイセルと、米国の化学品メーカー・セラニーズが合弁で設立した企業で、現在ダイセルが55%、セラニーズが45%の株式を保有する。

両社間には知的財産を巡る係争や、成長戦略に対する考え方の相違などがあったことから、ダイセルが完全子会社化することで合意(株式取得日は未定)した...

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