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「紙の博物館」洋紙の聖地に息づく製紙業の変遷

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JR「王子」駅前にある「洋紙発祥の地 王子」の案内板。線路を挟んだ飛鳥山には「紙の博物館」がある

東京都北区、JR「王子」駅西の飛鳥山公園内にある「紙の博物館」。公園内には日本資本主義の父といわれる渋沢栄一の史料館、北区飛鳥山博物館、紙の博物館と、「飛鳥山3つの博物館」があり、四季を通じて多くの行楽客を迎えている。

王子は我が国の用紙発祥の地として知られ、旧王子製紙の王子工場があった。紙の博物館は1950年、その跡地に太平洋戦争の空襲で唯一焼け残った同工場電気室の建物を利用して旧王子製紙が保管していた資料をベースに開設された。当初は「製紙記念館」という、いわゆる企業の記念館だった...

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