東証1部の関西電力<9503>について、神戸市が5月8日付で財務局に大量保有報告書(5%ルール報告書)を新規提出した。
提出理由は「本市の電気設備を旧関西配電株式会社に売却した際に、対価として株式を受け取った。関西電力株式会社の設立に伴い、同社の株式に交換し株式を取得した。関西電力株式会社はインフラ事業会社であり、事業に対して国による監督があるなど、国策に近い民営会社の株式であり、元本となる株券簿価からも、元本毀損の恐れがほぼないとの考えの下、株式を保有している。なお、当該証券等発行会社の第96回定時株主総会において、「経営の透明性の確保」「取締役の報酬の開示」を議案として、同社の経営方針転換を求める株主提案を実施する。」によるもの。
報告書によると、神戸市の関西電力株式保有比率は、12.28%と新たに5%を超えたことが判明した。
報告義務発生日は、2020年4月27日。