東証プライム上場の中でも歴史が長い戸田工業<4100>は、2023年に創業200周年を迎える。磁器や建築用の顔料、絵の具、口紅などに使われたベンガラと呼ばれる酸化鉄生産で創業した同社は磁気テープ用材料で成長し、リチウムイオン電池用素材などの最先端技術で注目されている。老舗でありながら祖業にも最先端事業にも目配せする「新旧両面にらみ」のM&Aとは。
戸田工業は磁性材料の世界的なパイオニア企業だ...
パイロットコーポレーションは筆記具のリーディングカンパニーとして抜群のブランド力を誇る。日本初の純国産万年筆を製品化し、100年を超える歴史を刻む。そんな同社が中長期的な重点課題とするのが非筆記具事業の拡大だ。手つかずのM&Aについに着手した。
ドラッグストア大手のサンドラッグがM&Aを再起動した。今年に入り、8年ぶりとなるM&Aを2件手がけた。同社は2026年3月期に「売上高1兆円」を目標に掲げている。その実現に向けて、M&Aの号砲が鳴った形だ。
コロナ禍で観光業は深刻なダメージを受けた。大手航空券予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャーも例外ではない。コロナ禍前に積極的な買収をしていた同社も、一転にして子会社の売却に。その「売りの流れ」が、今年6月についに止まったのだ。