オアシスが「ツルハ」株を売却 「RIZAP」瀬戸氏も自社株を売却 2024年3月の大量保有報告書

alt
東京証券取引所

M&A Onlineが大量保有データベースで2024年3月の大量保有報告書などの提出状況を調べたところ、大手ドラッグストアのウエルシアホールディングスとの経営統合を進めているツルハホールディングスの株式を、香港の投資会社オアシス・マネジメントが12.78%売却し、保有割合を0.06%に引き下げたことが分かった。

経営統合に向けた動きで、ウエルシアの親会社であるイオンがオアシスからツルハ株を追加取得し、その一部を野村證券に売却する手はずで、イオンのツルハ株保有割合は19.54%となり、野村證券は、2度買い増し(7.27%)、3度売却(2.04%)したことでツルハ株の保有割合を11.55%とした。

計画では2027年末までに、ウエルシアがツルハの傘下に入り、イオンがツルハの株式を追加取得して、同社を子会社化するとしている。

関連記事はこちら
香港ファンドのオアシス、ドラッグストア2位「ツルハ」の次は調剤薬局首位「アイン」を標的に
イオン<8267>、ツルハホールディングス<3391>、ウエルシアホールディングス<3141>と資本業務提携、両社を傘下に持つ日本最大のドラッグストア連合体が誕生へ

スノーピークの山井氏も売却

ツルハ株を手放したオアシスは、新たに調剤薬局最大手のアインホールディングス株を9.6%取得した。オアシスは取得の理由を「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。

このほかにもオアシスはサン電子株を2.64%買い増し、保有割合を18.79%に高めたほか、熊谷組株を3.14%買い増し10.21%に、DIC株を1.66%買い増し8.56%にそれぞれ保有割合を高めた。

一方、イオンもDCMホールディングス株を0.93%買い増し、保有割合を6.7%としたほか、イオンフィナンシャルサービス株を0.13%買い増し、49.93%とするなどの動きが見られた。

MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化するスノーピークの会長兼社長の山井太氏が同社株を3度売却(8.39%)し、保有割合を21.87%に引き下げた。

このほかにもスノーピーク株については、野村證券が7.39%を新規保有したあと3度買い増し(7.05%)、保有割合を14.44%に高めたのをはじめ、みずほ証券も5.93%を新規に保有した。三井住友トラスト・アセットマネジメントは2度売却(3.19%)し、保有割合を11.66%に引き下げた。

スノーピークについては米投資ファンドのベインキャピタルが4月12日まで、TOB(株式公開買い付け)を行っている。

このほかに3月はRIZAPグループの創業者で社長の瀬戸健氏が同社株を0.91%売却し、保有割合を67.72%に下げた。

同氏は報告義務発生日が2022年4月(2.78%を買い増し)と2023年9月(2.84%を買い増し)の2件についても同時に報告書を提出し、保有割合を68.63%としていた。

2024年3月の大量保有報告などの提出件数は1230件で、このうち保有割合を増やしたのは312件、新規保有は196件、保有割合を減らしたのは619件、契約の変更などは103件だった。

文:M&A Online

【M&A Online 無料会員登録のご案内】
6000本超のM&A関連コラム読み放題!! M&Aデータベースが使い放題!!
登録無料、会員登録はここをクリック