スパークス・アセット・マネジメントが帝国繊維<3302>株式の大量保有報告書を提出

帝国繊維<3302>について、スパークス・アセット・マネジメントが4月10日付で財務局に大量保有報告書5%ルール報告書)を新規提出した。

提出理由は「提出者は、(1) 発行者の営む防災事業の高い競争力(災害現場という特殊状況で使用される製品であるため、供給実績に裏付けされた信頼性が参入障壁を築いている)、(2) その将来性(特に東日本大震災以降、政府・自治体に加え企業においても防災意識が高まり、官需とともに民需の増加が同社の成長を牽引する可能性がある)、および(3) 経営危機に陥った発行者を再建し、成長軌道に乗せた現経営陣の優れた事業運営手腕、を評価し、平成26年4月から発行者の株式を保有しています。一方、株主の視点からは、発行者は資本を有効に活用していないと提出者は考えます。具体的には、防災事業とのシナジーが薄いと考えられる投資有価証券(持合い株式)と、投資にも株主還元にも使われない現預金がバランスシート上に蓄積されています。こうした持合い株式と現預金が、資本コストを中長期的に上回るリターンを生むことは考えにくく、発行者のROEを将来にわたって低下させる要因となっています。提出者は、平成27年4月以降、発行者の代表取締役社長を含む取締役と上記の問題点について議論を行ってきました。しかし発行者はこれまで、資本効率の改善に向けて何ら行動を起こさず、また平成29年2」によるもの。

報告書によると、スパークス・アセット・マネジメントの帝国繊維株式保有比率は、5.07%と新たに5%を超えたことが判明した。

報告義務発生日は、2017年4月6日。