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東北新社<2329>、BS放送子会社「スター・チャンネル」をジャパネットブロードキャスティングに譲渡

2024-04-19

東北新社は、映画専門チャンネルを運営する子会社のスター・チャンネル(東京都港区。売上高11億8000万円、営業利益2100万円、純資産△17億円=3カ月変則決算)の全株式を、BS(衛星放送)サービスを手がけるジャパネットブロードキャスティング(東京都中央区)に譲渡することを決めた。メディア事業再構築の一環で、事業規模を適正化して収益力の改善につなげる。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年6月1日。

スター・チャンネルは1986年に日本初の映画専門有料チャンネルとして事業を始めた。BS放送サービス「スターチャンネル」、動画配信サービス「スターチャンネルEX」を運営し、ハリウッドの大作や世界中から厳選した映画・ドラマを放映・配信してきた。しかし、多メディア化の進展や競争激化を受け、近年は業績が低迷し、債務超過に陥っていた。

親会社の東北新社は2024年4~6月期に関係会社株式売却益43億5800万円を特別利益として計上する予定。

ジャパネットブロードキャスティングは通販大手のジャパネットホールディングス(長崎市)の子会社で、2022年3月にBS放送「BSJapanext」を開局した。

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