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10年以上前から大坂なおみ選手を育てたヨネックスの「慧眼」

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M&Aでも「賢い先物買い」

ヨネックスのM&Aも、有名企業を高額で買収するのではなく、将来を見越して早い段階で囲い込む戦略を採っている。例えば2018年10月に子会社化した東洋造機(埼玉県新座市。売上高2億7100万円、営業利益1億600万円、純資産7600万円)がそれにあたる。

取得価額は3億6000万円と小ぶりだが、東洋造機はテニスやラケットの弦(ストリング)を張る際に用いるストリングマシンを製造し、技術力は高く評価されているという。国際大会でも同社製のマシンが活躍しており、大坂選手のラケットの微妙な調整にも使われている...

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