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株式市場に「忖度なし」…なぜ岸田政権で株価が下落し続けるのか

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株式市場は自民党に忖度せず?日銀の介入も不発に(Photo By Reuters)

投資家は岸田総裁による「自民党の変革」を疑問視

これは岸田氏が早くから総裁選出馬の意欲を見せていて意外性がなかったこともあるが、投資家に「岸田総裁で本当に自民党は変わるのか?」との懸念があったと考えられる。

投資家が「自民党の変革」に期待していることは、8月30日に菅前首相が党幹部の人事を一新し、二階俊博前幹事長を事実上更迭すると表明したことで明らかになった。

これを受けて、株価が同148円15銭(0.54%)高の2万7789円29銭に跳ね上がったのだ。安倍・菅政権を支えてきた二階前幹事長の「退場」を、株式市場が「自民党の変革」に向けた第一歩と捉えて好感した結果と言えるだろう。

しかし、この「二階はずし」が菅前首相の「致命傷」となった。菅前首相単独で自民党をまとめるのは難しいと見た有力議員たちが、そろって党幹部への就任要請を固辞。党幹部の人事刷新は不可能となり、万策尽きた菅前首相は9月3日に総裁選への不出馬を表明する。

これに市場は大きく反応。同日に同584円60銭(2.05%)高の2万9128円11銭へ上昇した。菅前首相の事実上の「辞任表明」は、株式市場に「自民党の変革」を確信させる材料となったのだ。菅前首相の不出馬表明で、高市早苗元総務相や河野太郎前行革担当相、野田聖子元総務相らも総裁選に名乗りをあげ、岸田氏を含む4人の選挙戦となる。

中でも投資家が注目したのは河野氏だ。河野氏が総裁選出馬に向けて動き出すと株価はじりじりと値を上げ、9月10日の正式な立候補宣言で同373円65銭(1.25%)高の3万381円84銭に。4候補の中で、河野氏が最も「改革イメージ」が強かったためと思われる。

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