トップ > 調べる・学ぶ > 連載 > ご当地銀行の合従連衡史 >【尼崎信用金庫】「猛虎よ再び!」のいちびり精神が地元金融を支える|ご当地銀行のM&A

【尼崎信用金庫】「猛虎よ再び!」のいちびり精神が地元金融を支える|ご当地銀行のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
創業時の本店を改修し、今は「昔の貯金箱博物館」として活用する尼信記念館

「兵庫県の有力地銀は?」と聞かれて即答できる人は多くはないはずだ。歴史を振り返ると、昭和初期、国の一県一行主義によって兵庫県内に本店を置いていた40行を超える金融機関のほとんどは、有力7行が合併して誕生した神戸銀行に集約され、その神戸銀行は太陽銀行を吸収し都銀への道を突き進んだからだ。太陽神戸銀行はやがて太陽神戸三井銀行、さくら銀行、三井住友銀行へとM&Aを繰り返していく。

一方、長く神戸で地盤を固めていた第2銀の兵庫銀行は系列ノンバンクの過剰融資などがたたり、経営破綻に追い込まれた。現在は解散し、営業はみどり銀行からみなと銀行へと引き継がれている...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY