M2搭載の新型「MacBook」、買うなら「Air」の一択!

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WWDC22で発表された新「MacBook」シリーズ(同社ホームページより) (https://www.apple.com/jp/apple-events/)

アップルは自社開発した新CPU「M2」を初搭載した「MacBook」シリーズの2モデルを来月、発売する。税込価格は廉価版の「Air」が円安の影響で前モデルから6万円値上がりして16万4800円となり、上位機「Pro」との価格差はわずか1万4000円に。「どうせ買うなら上位機のProだ」そう考えるのも当然だが、本当にそうか?

「Air」と「Pro」はどこが違う?

6万円の大幅値上げが断行された「MacBook Air」(同社ホームページより)

両モデルを比較してみよう。コンピューターの頭脳に当たるCPUや画像処理を担うGPU、機械学習関連の処理に特化したNeural Engine、メモリモジュールが1秒間に転送可能なデータ容量のメモリ帯域幅は全て同じ。つまり基本性能は同じだ。

両モデルの違いはディスプレイ。「Pro」に比べて重量は160g軽い「Air」だが、ディスプレイは0.3インチ大きい。ピクセル数も「Air」の方が、わずかながら多い。特筆すべきは色の再現数だろう。「Pro」が数百万色以上なのに対して、「Air」は10億色と3ケタも違う。「人間の目で違いが分かるのか?」との見方もあるが、性能は段違いだ。

外部接続端子も「Air」の方が多い。Thunderbolt 4 (USB-C)ポートが二つあるのは同じだが、「Air」には充電専用のMagSafe 3充電ポートを別途備える。「Pro」はUSB-Cポートで充電するので、空いているポートは一つだけで使い勝手は悪い。

リモート会議で利用される機会が増えた内蔵カメラは「Air」が1080pのフルハイビジョン規格なのに対し、「Pro」は720pのハイビジョン規格。「Air」の内蔵カメラの方が解像度が高く、より精細な動画を撮影できる。

性能面では廉価版の「Air」が、上位機の「Pro」を上回る。しかも「Air」の重量は軽く、価格もわずかながら安い。「Pro」のブランドイメージを重視するのでなければ、新型「MacBook」は「Air」の一択だろう。

なぜ性能で「Air」が「Pro」を上回ったのか?

スペック MacBook Air MacBook Pro
価格(税込) 16万4800円 17万8800円
CPU Apple M2チップ ←
GPU 8コア ←
Neural Engine 16コア ←
メモリ帯域幅 100GB/s ←
ディスプレイ 13.6インチ 13.3インチ
2,560 x 1,664ピクセル 2,560 x 1,600ピクセル
224ppi 227ppi
10億色対応 数百万色以上対応
輝度500ニト ←
バッテリー容量 52.6Wh 58.2Wh
外部接続端子 MagSafe 3充電ポート×1 なし
Thunderbolt / USB 4ポート×2 ←
メモリ(標準) 8GB ←
内部ストレージ 256GB SSD ←
内蔵カメラ 1080p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ
厚さ 1.13 cm 1.56 cm
幅 30.41 cm 30.41 cm
奥行き 21.5 cm 21.24 cm
重量 1.24 kg 1.4 kg

それにしても、なぜ「Air」と「Pro」の「下剋上」が起こったのか?これは「Air」が筐体(ボディ)から一新したフルモデルチャンジなのに対し、「Pro」は同じボディにCPUなどの基幹部品を換装したマイナーチェンジだったことによるものだ。

アップルは「Pro」の主力を14インチと16インチの大画面機に移しており、13インチ機は「廉価版Pro」化している。その意味では存在意義が薄れており、いずれ姿を消すかもしれない。ひょっとしたら新モデルが「最後の13インチPro」になるかもしれないが、「コレクター」でない限り購入する意味はなさそうだ。

13インチ「MacBook Pro」を選ぶ理由は「ブランドイメージ」だけ?(同社ホームページより)

文:M&A Online編集部

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