スマートホン決済サービスの還元キャンペーンが日常化してきた。LINE<3938>は2019年3月15日から3月31日まで「LINE Pay」による支払いで20%還元キャンペーンを実施する。
LINEは3月1日から14日までドラッグストアでのスマートホン決済で20%を還元するキャンペーンを実施中のため、3月はまるまるキャンペーン期間となる。
さらに今回はこれまでのコンビニエンスストアやドラッグストア、家電量販店だけでなく、日用家具店、スーパー、百貨店、ホテル、テーマパークなども対象になる。
ソフトバンク<9434>系のスマートホン決済サービスの「PayPay」が2019年5月31日まで支払い額の20%を還元する「第2弾100億円キャンペーン」を行っており、NTTドコモの「d払い」も3月31日まで20%還元に当たる「dポイント40倍還元キャンペーン」を実施中。
4月にはauを展開するKDDI<9433>も2019年4月からスマートホン決済サービス「au PAY」を始めるため、何らかのキャンペーンが見込まれる。もはや20%還元は当たり前になってきた。
LINEが3月15日から行うキャンペーン「春の超Payトク祭」は「LINE Pay」で支払うと、毎回20%分が還元(期間中の総還元額は5000円)され、決済のたびに最大2000円分が当たる「もらえるくじ」のチャンスが得られる。「LINE Pay」では史上最大の還元キャンペーンという。
20%還元はLINE Payカード、QUICPayTM 、コード支払い、オンライン支払い、LINE Pay請求書支払いの5通りが対象となる。このためコード支払いに対応していないスーパーや百貨店でも利用できる。還元金は5月31日に残高として付与される。
「もらえるくじ」は100円以上の支払いが対象で、抽選に当選すれば10円から2000円相当の残高が即座に付与される。
4月からサービスの始まる「au PAY」は楽天<4755>と提携し、楽天グループが直接契約している全国約120万店の加盟店でが利用できるようになる。「au PAY」がどんなキャンペーンを打ち出してくるのか。迎え撃つ「PayPay」や「LINE Pay」「d払い」はどんな作戦を練るのか。消費者は各社のキャンペーンをまとめた一覧表を作る必要がありそうだ。
文:M&A Online編集部