ラスクが主力の洋菓子メーカー「シベール」が1月17日に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は19億6500万円。ジャスダック上場企業があっさりと倒産したことに、投資家からは驚きの声も聞こえましたが、財務状況は厳しい状態が続いていました。
ほっかほっか亭のハークスレイが、おこわ弁当などを手がける「おこわ米八」を傘下に持つメイテンスを子会社化する。街中にあるほっかほっか亭と、百貨店食品売り場中心のおこわ米八が合体することで事業領域を拡げるのが狙いだ。
首都圏で「サブウェイ」等のFC店を運営するエージー・コーポレーションが1月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。 負債総額は約11億6400万円。
横浜家系を中心にラーメン事業を展開するギフトは17日、横浜家系ラーメン「せい家」のトップアンドフレーバー(東京・世田谷)の買収を断念すると発表した。当初は1月1日に子会社化する予定だったが、資産査定後の詰めの段階で合意に達しなかった。
2018年の外食・フードサービス業界のM&A件数が2011年以来、過去最高の26件となった。ただ取引総額は2011年、2014年、2015年次ぐ4番目の375億5600万円にとどまった。
2018年6月にほぼすべての店舗を全席禁煙化した串カツ田中が、半年経過して売上を昨対比で2.4%伸ばしました。客数を5.8%伸ばしたことが要因。家族連れと若い男女がメインターゲットの男性会社員があけた穴を、見事に埋めた形となっています。
2018年10月の国内外食業界全体の売上高は、前年比101.7%。26ヶ月連続で前年を上回っています。背景にあるのは、海外観光客の旺盛な外食需要。外食企業各社は、海外での知名度獲得にも寄与する、海外企業の買収に力を入れているようです。
バルニバービが2017年9月に買収した京都の老舗旅館「菊水」。赤字続きの旅館の再建を担ったのがお洒落レストランで有名なバルニバービでした。買収金額は7,000円。畑違いの再生請負人がどんな手を使って蘇らせるのか。注目が集まっています。
ゼンショーホールディングスは4000店舗を超える持ち帰り寿司店を運営する米国のAFCを買収。今後M&Aの軸足を少子高齢化、人手不足の荒波が押し寄せる国内から大海原が広がる海外に移す。
モスフードサービスは2019年3月期の売上予想を60億円減(8.3%減)の660億円に修正しました。更に営業利益は34億円減(89.5%減)の4億円に大幅修正。8月に2店舗で起こった食中毒の影響により、FC店への営業補償が影響しています。
世界一のラーメン企業になる。これがギフトの描く企業像だ。田川翔社長は「世界中の人々に、E.A.K(家系)を届けるため、国内1000店舗、海外1000店舗を目指す」と宣言する。
居酒屋を展開する一六堂がMBOを実施すると発表。代表の柚原洋一氏が経営を継続し、既存店の建て直しを図るとのこと。しかし、このタイミングでのMBOは少々キナ臭いです。本社ビルの売却、有り余る現金、新規出店の打ち止め。それが何を意味する?
酒販大手やまやと子会社チムニーは、全国で居酒屋を展開するつぼ八を買収しました。やまやは卸先を拡大でき、チムニーは中期経営計画で目標にしていた1000店舗を達成しました。さらに、独自に築いた流通を生かして食材を有効活用します。
サイゼリヤの業績に黄色信号が灯っています。2018年8月期の営業利益が前期比23%減の86億4000万円となりました。背景には人件費と原材料費の高騰があります。安売りの代名詞として人気を広げた、ビジネスモデルに限界がきているかもしれません。
2016年12月にフレッシュネスバーガーを買収したコロワイド。M&Aを駆使して、居酒屋、焼肉、寿司など多方面に手を広げてポートフォリオの拡充に力を入れています。ファーストフード業態への進出が、コロワイドにとっての成功要因となるのでしょうか?
飲食店の集客支援などを行うfavyがアルバイト採用のマイナビと資本業務提携を締結しました。favyが第三者割当増資により、マイナビから10億円の資金調達をした形。favyとマイナビは何を狙い、どこを目指すのか?この記事を読めばわかります。
デフレの王様「鳥貴族」の値上げが思わぬ客離れを招いています。安売りだけを武器に熾烈な居酒屋業界で生き残りをかけた同社。たった18円の値上げが売上が昨対割れするほどのインパクトをもたらしました。価格勝負企業のもろさをこれでもかと露呈しました。
全国で居酒屋チェーンを展開するモンテローザが華々しくも業績回復を図っています。2017年3月期には120億円の純損失という、驚異的な数字をたたき出しましたが、2018年3月期は39億7300万円の純利益を計上しました。戦略的退店の効果です。
カフェチェーンのイタリアントマトの国内店舗が、この10年間で100店舗以上減少していることが東京商工リサーチの取材でわかった。既存のイタリアントマト店舗をコーヒー専門店「蔵味珈琲」などに店舗転換しているようだ。
DDホールディングスは、アロハテーブルなどを手掛けるゼットンと、茶茶花など多彩な店舗運営を行う商業藝術を子会社化。更に瓦カフェのSLDにTOBを仕掛けるなど、立て続けに買収を進めるDDホールディングス。M&Aが業績に与えた影響を検証します。
グルメSNSのシンクロライフを運営する株式会社GINKANが、ポイントサイトに強味を持つセレスと資本業務提携を行いました。GINKANが調達した資金は8000万円。興味深いのはその中身。トークン転換権付き株式の発行という珍しい試みです。
楽天とぐるなびが資本業務提携しました。楽天がおよそ40億円を投じて、ぐるなびの株式(467万株)を取得。保有割合を9.6%から9.99%へと引き上げ、第2位の株主となりました。ぐるなびの会員を楽天会員と統合して会員数の増大を図ります。
7月10日、四川中華料理の黒龍門(こくりゅうもん)などを運営する株式会社F.T.Sが東京地裁から破産開始決定を受けた。平成30年6月に一部店舗を元従業員などに承継し、事業を停止していた。
ヤフーはレシピ動画「クラシル」を運営するdelyを連結子会社化しました。93億円を投じて既存株主から株式を買い取り、所有割合を45.6%まで引き上げた形。クラシルは6月にダウンロード数1200万を突破。ヤフー傘下で事業拡大を目指します。
APカンパニーの2019年3月期通期売上予測は前期比2.8%減の250億円。2018年3月期も前期比割れで、売上高は0.9%減の257億2300万円でした。同社は新規出店の体力を失って苦戦しています。更に消費者庁からお叱りを受けました。