【時事】ヤフーのM&Aをめぐる追徴課税は何が問題なのか?
ヤフーは、M&Aをめぐる赤字の算入に関連した訴訟で敗訴が続いているようだ。どのような訴訟で、どういった争点があるのだろうか。畑中孝介税理士に聞いた。
畑中 孝介
| 2015/8/3
2015.08.03
IBMは過去に行った巨額の節税に関する訴訟で地裁、高裁と勝訴が続いている。どのような争点があるのだろうか。「『みなし配当』と『連結納税』の組み合わせで、IBM側が大幅な節税を達成した」と畑中孝介税理士は説明する。
訴訟について、事実関係をまとめると次のとおり。2002年、米IBMは、同社の子会社である有限会社アイ・ビー・エム・エイ・ピー・ホールディングス(以下IBMH)に日本アイ・ビー・エム(以下日本IBM)株を売却、日本IBMの持ち株会社とした...
ヤフーは、M&Aをめぐる赤字の算入に関連した訴訟で敗訴が続いているようだ。どのような訴訟で、どういった争点があるのだろうか。畑中孝介税理士に聞いた。