日産自動車は、連結子会社(所有割合40.68%)である日産系列最大の自動車部品メーカーであるカルソニックカンセイの株式について、米国投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(以下、KKR)に売却することを発表した。KKRは子会社を通じた公開買付けにより、日産が持つカルソニックカンセイ株を含めた全株式の取得を目指す。

カルソニックカンセイは、自動車部品の製造販売などを行う東証一部上場企業であり、ルノー・日産アライアンスにとって最も重要なパートナーのひとつとして自動車部品の製造販売に関連する事業活動をグローバル展開している。

一方で、現在自動車部品業界においては、従来からのグローバル化や、コスト、安全、品質、環境規制対応技術上の競争力向上の必要性に加えて、電動化や知能化に対応した技術開発へのニーズが高まっている。また、メガサプライヤーを中心とする業界再編や買収による合従連衡を通じて、グローバルな競争環境は激化している状況にある。このような状況の下から日産自動車は、カルソニックカンセイの売却先を模索していた。

買付け価格は1株当たり1,860円で、前日終値 に対して 40.70%のプレミアム。

買付予定数は111,163,990 株。

日産自動車の譲渡価額は2,067億円。

本TOBの全体の買付予定数は267,882,277株となっており、買付代金は4980億円となる。