シャープは、すでに発表している凸版印刷と大日本印刷の液晶カラーフルター事業の取得について、同事業を吸収分割の方式で子会社のシャープディスプレイプロダクト(SDP、大阪府堺市)に統合すると発表した。大日本印刷の子会社であるDNPカラーテクノ界(大阪府堺市)の堺工場が手がける関連事業も同様に取得する。吸収分割は2012年6月30日の予定。

対象事業の売上高は、凸版印刷が220億円、大日本印刷が301億円、DNPカラーテクノ堺が373億円。

カラーフィルターは液晶パネルの主要部材。統合により、3社は大型液晶事業の効率化を進め競争力強化を目指す。SDPは2009年10月に稼働を開始し、部材から液晶パネルまでの一貫生産を実施している。シャープは台湾の電子機器受託製造サービス大手の鴻海精密工業(ホンハイ)グループと資本業務提携契約を締結しており、SDPで生産する液晶パネル・モジュールをシャープとホンハイがそれぞれ 50%ずつ引き取ることで稼動率の維持とコスト力強化を図ることにしている。

また、ホンハイの創業者の郭台銘氏がSDPの株式37.61%を取得する予定であるためSDPはシャープの連結から外れることになる。