TOPIX(東証株価指数)は日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指数だ。
日本の株式市場全体の動きを反映しており、長期的に見ると右肩上がりに成長を続けている。
このように、安定性の高いTOPIXに長期的な投資を検討している人が多いのではないだろうか。
そこでこの記事では、TOPIXの2022年の価格推移と将来性について徹底的に解説する。
- TOPIX(東証株価指数)とは東証に上場する株式銘柄を広く網羅し、一定の計算方法で導き出された株価指数
- 2022年のTOPIXはウクライナ情勢の影響で下落したものの、徐々に右肩上がりに成長している
- TOPIXのこれまでの価格推移を見ると、大きく4つのターニングポイントがある
- TOPIXの将来性は急成長は期待できないものの、少しずつ成長していくと予想されている
- TOPIXに投資するなら投資初心者でも始めやすいIG証券が使いやすい
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TOPIX(東証株価指数)とは
TOPIX(東証株価指数)は「Tokyo Stock Price Index」の頭文字をつなぎ合わせて言葉で、東証に上場する株式銘柄を広く網羅し、一定の計算方法で導き出された株価指数(インデックス)だ。
1968年1月4日の時価総額を100ポイントとし、現在の時価総額が何ポイントに当たるのか表している。
TOPIXの計算方法は以下の通りだ。
時価総額/基準日の時価増額×100
TOPIXの値動きを見ることで、日本全体の株式の動きをチェックでき、1968年以降の日本経済の動きを長期的に確認しながら投資に生かすことが可能だ。
時価増額が大きい銘柄の影響を受けやすいのがTOPIXの特徴といえるだろう。
TOPIXに投資するなら、株価指数CFDとしてTOPIXを取り扱うIG証券が使いやすい。
16時20分以降も翌朝5時30分まで取引できるため、仕事終わりの時間を使って取引することも可能だ。
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【2022年最新】TOPIX(東証株価指数)の現在の価格推移
2022年のTOPIXは、以下のように推移している。

2022年1月ごろは2,000ポイント付近を推移していたが、2月を迎える前に大きく下落。
この下落の原因は、2022年1月26日にアメリカで開催されたFOMC(米国連邦公開市場委員会)を受けて、米国の金融引き締め政策が予想以上に強まるのではと思惑が生じたことだと考えられる。
その後は徐々に復調していったものの、2022年3月には大幅な下落が発生。
この理由は、ウクライナ情勢の影響による原油価格高騰と考えられる。
欧州最大級の原子力発電所とされるウクライナのザポリージャ原発がロシアに攻撃されたことで、ドイツやフランスといった周辺国の株価は4〜5%下落するなど、先行き不透明感が強まっていた。
さらに、ブリンケン米国務長官がロシア産原油の禁輸検討を表明すると、日本株式市場にも大きく影響し、TOPIXの下落につながったのだ。
また、2022年6月には、米国のインフレ率が高まったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めの姿勢を一段と強化することへの警戒が強まり、東証銘柄の多くが下落する形となった。
さまざまな要因で価格変動を繰り返すTOPIXに投資するなら、幅広い情報を提供してくれるIG証券がおすすめだ。
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TOPIX(東証株価指数)のこれまでの価格推移
バブル絶頂期の1990年から現在までの価格推移を振り返ると、以下の通りだ。

価格変動に大きな影響を与えたのは、以下4つのポイントだ。
- 1991年:バブル崩壊
- 2003年:海外投資家が日本株を大きく買い越す
- 2008年:リーマンショック
- 2013年:アベノミクス
それぞれのポイントについて、詳しく見ていこう。
1991年:バブル崩壊
1989年末にはTOPIXは史上最高値(2884.80ポイント)を記録したものの、1991年にバブルが崩壊すると急降下。
経済成長が見込めない状況で積極的に投資する投資家は少なく、お金を借りる会社が減ったことで銀行も大打撃を受けた。
そのため、長期にわたって低迷が続き、後にこの10年は「失われた10年」と呼ばれるようになった。
低迷期は働く人の給料が上がらず物を買わないため、物価が下がりデフレ経済が続くことに。
政府は「ゼロ金利政策」や「量的金融緩和」などの政策を行ったものの、大きな成果は表れなかった。
2003年:海外投資家が日本株を大きく買い越す
2003年ごろから日本株に興味を持ち出す外国人投資家が増え出した。
インターネットでの売買が徐々に広まり始め、海外投資家が日本株を購入しやすくなったことで徐々に回復の兆しが見られるようになったのだ。
その後、リーマンショックが発生する2008年まで継続的に右肩上がりを続けている。
2008年:リーマンショック
2008年に発生したリーマンショック(世界的な金融危機)では、世界中の国が不況になった。
世界経済全体が影響を受けたため、景気回復に時間がかかっていた。
そんな最中、日本では2011年に東日本大震災が発生。
多くの企業がダメージを受け、TOPIXはバブル経済後最低水準を記録することになった。
2013年:アベノミクス
長引くデフレ経済を乗り越えるために、当時の首相「安倍総理」を中心としたアベノミクスという経済政策が行われた。
アベノミクスは3本の矢として「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」を掲げ、経済成長に大きな影響を与えた。
その結果、TOPIXは現在まで右肩上がりを続けているのだ。
世界や国内経済に大きな影響を与える出来事が発生すると日本国内の株価とともに価格変動するTOPIXだが、長期的に見ると右肩上がりの成長が期待できる。
今後の成長に期待してTOPIXに投資するならIG証券がおすすめだ。
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TOPIX(東証株価指数)の今後の見通し/将来性
TOPIX(東証株価指数)の今後の見通し/将来性を調査すると、以下のような意見が見受けられた。
- 三井住友DSアセットマネジメント:2022年12月末のTOPIXは伸び悩むと想定
- シニア・ストラテジスト石黒英之氏:2023年以降のTOPIXは低い伸びにとどまると予想
それぞれの見通しについて、詳しく確認していこう。
三井住友DSアセットマネジメント:2022年12月末のTOPIXは伸び悩むと想定
三井住友DSアセットマネジメントは、TOPIXは2022年12月末に向けて伸び悩むと想定している。
2022年12月末時点のTOPIXは、予想1株あたり利益(EPS)を169.7円、株価収益率(PER)を12.5倍と想定し、2,120ポイントに設定しました。なお、修正前は、予想EPSが164.8円、PERは13.3倍で、TOPIXの年末着地は2,190ポイントという見通しでした。今回は、大幅な円安の進行を受け、予想EPSを増額修正した一方、世界経済の先行き不透明感が増したことから、PERを引き下げました。
三井住友DSアセットマネジメント:2022年後半の日本株を展望する
大幅な円安の影響を受け、当初の予想よりPERを引き下げる結果となった。
PERとは株価収益率のことを指し、株価を純利益で割って計算することから、値が低いほど割安とされる。
つまり、TOPIXの予想PERを引き下げることは、市場全体の成長率低下を示している。
今後も円安が続くようであれば、さらなる鈍化が避けられないだろう。
シニア・ストラテジスト石黒英之氏:2023年以降のTOPIXは低い伸びにとどまると予想
シニア・ストラテジスト石黒英之氏によると、2023年以降もTOPIXの成長はあまり期待できないようだ。
日米欧の主要株価指数のEPS増益率を比較すると、STOXX欧州600は2022年こそ大幅増益が見込まれていますが、2023年以降は増益率が大幅に鈍化する見通しです。
野村アセットマネジメント:石黒英之のマーケットナビ
TOPIXも同様に2023年以降の増益率は低い伸びにとどまると予想されています。
2023年以降のTOPIXの増益率は低い伸びにとどまると予想されているため、急激な成長は期待できないだろう。
しかし、市場全体の成長とともに右肩上がりにコツコツ上昇すると予想されているので、長期的に投資するなら最適の銘柄といえる。
TOPIXへの投資を検討中なら、IG証券がおすすめだ。
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TOPIX(東証株価指数)に連動したおすすめETF
TOPIX(東証株価指数)に連動したETFに投資するなら、以下の3つがおすすめだ
- NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(1306)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- ニッセイ TOPIXインデックスファンド
それぞれの特徴を詳しく解説していこう。
NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(1306)
株価 | 1,998円 |
分配金利回り | 2.31% |
純資産総額 | 163,467.6億円 |
運用コスト | 0.0666% |
TOPIXに採用された銘柄のみに投資し、信託財産中に占める個別銘柄の株数の比率をTOPIXにおける個別銘柄の時価総額構成比率から算出される株数の比率に相当することを目的として運用している。
運用コストが低く、分配利回りが高いのが特徴だ。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
株価 | 14,172円 |
分配金利回り | – |
純資産総額 | 537.67億円 |
運用コスト | 0.154% |
TOPIXに連動する成果を目指すインデックスファンドで、日本経済に期待する人向けの投資信託といえる。
TOPIXの値動きを確認すると、おおよその価格変動を把握できるため、初心者にもおすすめの銘柄だ。
ニッセイ TOPIXインデックスファンド
株価 | 13,919円 |
分配金利回り | – |
純資産総額 | 4,994.80億円 |
運用コスト | 0.15% |
TOPIXに連動する成果を目指し、ニッセイ基礎研究所が独自に開発したインデックス運用モデルを用いているのが特徴だ。
運用モデルは継続的に評価・分析が行われ、適宜見直しすることでより高い成果が期待できるだろう。
TOPIXに連動する銘柄に投資するならIG証券がおすすめだ。
IG証券は数多くの銘柄を取り扱っているため、自分に合った銘柄を見つけて投資できるだろう。
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TOPIX(東証株価指数)の連動ETFに投資するならIG証券

取り扱い株価指数 | 約40種類 |
取り扱い銘柄数(すべての合計) | 17,000銘柄以上 |
取り扱い商品 | 株式CFD FX ETF 株価指数 など |
公式サイト | IG証券の公式サイト |
イギリスに拠点を置くIG証券はCFDやFX、株価指数といった幅広い商品を取り扱っており、銘柄数を合計すると17,000以上。
銘柄をじっくり選ぶならIG証券を真っ先に検討すべきだろう。
株価指数の中にはTOPIXはもちろん、日経平均やS&P500など約40種類の銘柄を揃えている。
さらに「ニュース&マーケット分析」というコンテンツで各市場の最新情報や注目銘柄を確認でき、初心者でも始めやすいのが特徴だ。
さまざまな商品に投資したり、投資しながら学んだりしたい人にはIG証券が使いやすい。
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TOPIX(東証株価指数)に関するよくある質問
- 日経平均株価(日経225)との違いは何ですか?
-
日経平均株価は東証プライム市場に上場する企業の中から、日本経済新聞社が市場を代表する225銘柄を選んで算出している株価指数だ。一方TOPIXは、東証プライム市場に上場する全銘柄の時価増額を数値化した株価指数を指している。
- TOPIXの主な構成銘柄は?
-
「トヨタ自動車」「ソニーグループ」「キーエンス」「ソフトバンクG」「リクルートHLD」などの企業がTOPIX上位を占めている。
TOPIX(東証株価指数)のまとめ
この記事では、TOPIX(東証株価指数)の特徴や過去の価格推移、将来の予想などを解説した。
2022年はウクライナ情勢の影響を大きく受け、一時的に下落したものの、現在は復調し徐々に右肩上がりの成長を続けている。
2023年以降も急激な成長は予想されていないが、日本の株式市場とともにコツコツ成長していくのは間違いないだろう。
長期的に投資するなら、日本の株式銘柄に幅広く分散投資できるTOPIXがおすすめだ。
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- TOPIXの将来性は急成長は期待できないものの、少しずつ成長していくと予想されている
- TOPIXに投資するならIG証券がおすすめ
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