近年注目されている金融商品にCFD(差金決済取引)がある。
CFDとは、Contract for Differenceの頭文字をとったもので差金決済取引は、その日本語訳である。
今回はCFDの概要やCFDのメリット・デメリット、CFD取引のコツ、おすすめの証券会社などについて解説する。
- CFD取引(差金決済取引)は現物をやり取りせず、売買の差額のみをやり取りする取引方法
- CFD取引のメリットは投資商品のバリエーションが豊富なことやレバレッジを活用できること、「売り」から入れること、「買い」なら配当金相当額を受け取れること
- CFD取引のデメリットは大きな損失を被る可能性があることや情報が少ないこと、株式取引との損益通算ができないこと
- CFD取引で利益を上げるにはトレンド相場を狙うことや投資商品の性質を理解すること、レバレッジをかけすぎないことが重要だ。
CFDの実績が豊富は証券会社といえばIG証券である。
IG証券は1974年にイギリスで創業し、今では全世界に310,000人余の顧客を抱えている証券会社だ。
CFDで豊富な実績を持つIG証券はCFDの収益ベースで世界ナンバー1の証券会社である。
※IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較
IG証券について詳しく知りたいのであれば、IG証券の公式サイトで確認するとよいだろう。
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CFD(差額決済取引)とは
CFDとはいったいどのような金融商品なのだろうか。
CFDの概要をまとめる。
- CFDとは何か
- 取引所CFDと店頭CXDの違い
CFDとは何か
CFD取引は現物の受け渡しを行わず、売買の差額のみをやり取りする取引だ。
トレーダーは証拠金をCFD業者に預け、CFDで扱っている銘柄を売買、利益分は証拠金に加算され、損失は証拠金から差し引かれる。
CFD取引はFXと同じく担保として証拠金を預けて取引する「証拠金取引」の形態をとる。
取引所CFDと店頭CXDの違い
CFD取引には取引所CFDと店頭CFDがある。
取引所CFDとは、公的な取引所である東京金融取引所を介して行われるCFD取引のことである。
取引所CFDの特徴はセーフティネットがしっかりしていることで、証券会社が破綻しても最大で1,000万円までの証拠金を含む金融資産が保証される。
しかし、店頭CFDと比べると扱っている商品が少ないのが難点だ。
一方、店頭CFDは証券会社と投資家の直接取引のことである。
店頭CFDのメリットは取扱銘柄数が多いことと取引所CFDに比べるとコストが安いことだ。
取引所CFDと店頭CFDの長所・短所を見比べたうえで、どちらで取引するか決めるべきだろう。
取扱銘柄といえば、IG証券はFXをはじめ株価指数、個別株、商品、債券先物など17,000銘柄以上のCFD銘柄を取りそろえている。
取引高が大きいため流動性も確保でき、自分の望むタイミングで売買しやすい取引所である。
取扱銘柄や取引コストについてはIG証券の公式サイトで確認するとよいだろう。
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CFD(差額決済取引)のメリット
CFD取引にはどのようなメリットがあるのだろうか。
メリットを4点取り上げる。
- 投資対象のバリエーションが豊富である
- レバレッジを活用できる
- 「売り」から入れる
- 「買い」なら配当金相当額を受け取れる
投資対象のバリエーションが豊富である
1つ目のメリットは投資対象のバリエーションが豊富なことだ。
日経平均を指標化した日経225や石油価格を大きく左右するWTI原油、金や銀といった貴金属のスポット価格、小麦や大豆などの食料品や個別株などあらゆるものがCFDで取り引きされる。
CFD取引ならアカウントを一つ作成するだけで、多くの金融商品を扱えるのだ。
レバレッジを活用できる
2つ目のメリットはレバレッジを活用できることだ。
レバレッジ取引とはレバー(梃子:てこ)を語源とする言葉で、小さな資金で大きな金額の取引を行う取引手法のことだ。
たとえば、証拠金が100,000円でレバレッジが4倍なら、40万円分の取引ができる。
少額で大きな利益を狙うには必須の取引手法だといえる。
「売り」から入れる
3つ目のメリットは「売り」から入れることだ。

CFD取引ではある時点と比べ、価格が上昇するか下落するかを予測して取引する。
現物取引の場合、現物の「買い」ポジションをとるところからスタートするため、最初から「売り」ポジションを持つことはできない。
しかし、CFDの場合は「売り」ポジションを選択できるため、予想通り価格が下落したら下落分が利益となるのだ。
つまり、CFD取引の場合は下落相場でも利益を上げられるのである。
「買い」なら配当金相当額を受け取れる
4つ目のメリットは「買い」なら配当金相当額を受け取れることだ。
株価指数CFDや株式CFDの場合、「買い」ポジションをとっていると配当金と同額の配当金相当額を受け取れる。
現物を保有していなくても、「買い」の権利を保持しているとみなされるからだ。
CFD取引には多くのメリットがあるが、一般的にはなかなか知られておらず、取引に不安を覚える人も少なくないだろう。
IG証券では本格的な取引の前に無料デモ口座を申し込める。
無料デモ口座では6,000万円分の仮想資金が与えられ、リアルタイムの取引レートを使った体験トレードが可能だ。
FXや株価指数・株式、商品CFDなどの取引を体験できるので、本番の前に十分な経験を積めるだろう。
無料デモ口座の登録方法はIG証券の公式サイトで確認してほしい。
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CFD(差額決済取引)のデメリット
CFD取引にはどのようなデメリットがあるのだろうか。
デメリットを3点取り上げる。
- 大きな損失を被る可能性がある
- 情報が少ない
- 株式投資との損益通算ができない
大きな損失を被る可能性がある
1つ目のデメリットは大きな損失を被る可能性があることだ。
CFD取引はレバレッジを生かした取引であるため、保有している資金でしか取引できない現物取引と比べると利益も損失も大きくなる。
そのため、相場が急変した際などは想定した以上の損失を出す可能性があるのだ。
情報が少ない
2つ目のデメリットは情報が少ないことだ。
利用者が多い現物取引やFXなどと比べ、CFDに関する情報は少ない。
すなわち、取引の判断材料が少ないことを意味する。
より多くの情報を仕入れるためには、自らあらゆるサイトにアクセスし、必要な情報を集めなければならないのだ。
株式投資との損益通算ができない
3つ目のデメリットは株式投資との損益通算ができないことだ。
CFD取引 FX 先物取引 オプション取引 | 分離課税 | 雑所得 |
株式 投資信託 ETF | 分離課税 | 譲渡所得 |
仮想通貨 | 総合課税 | 雑所得 |
確定申告などの際、損益通算するには同じ扱いの金融商品同士でなければならない。
CFD取引とFX、先物取引、オプション取引は税の扱い上は同じカテゴリーなので、これらは損益通算できる。
たとえば、CFD取引で利益が出ていてもFXで損失が出ていれば、両者の損益を差し引きし、課税額を減らせるのである。
しかし、CFD取引と株式は別のカテゴリーなので両者の損益を差し引きすることはできない。
レバレッジ取引にはどうしても相場変動時の大きなリスクがつきものだが、IG証券には損失を限定できる「ノックアウトオプション」という取引方法がある。

ノックアウトオプションでは損切ラインであるノックアウト価格をあらかじめ設定する。
価格がノックアウト価格まで下落すると自動的に決済されるため、それ以上の損失が発生しないのだ。
損失の拡大が心配であれば、ノックアウトオプションを利用するとよいだろう。
詳しくは、IG証券の公式サイトを見てほしい。
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CFD(差額決済取引)のポイント/コツ
CFD取引を成功させるためにはどのようなコツがあるのだろうか。
取引のポイントを3点とりあげる。
- トレンド相場を狙う
- 投資商品の性質を理解する
- レバレッジをかけすぎない
トレンド相場を狙う
1つ目のポイントはトレンド相場を狙うことだ。
相場には一定の範囲内で価格が変動するレンジ相場と一方向に動くトレンド相場があるが、CFDで利益を上げやすいのはトレンド相場の時だ。
上昇相場であれ、下落相場であれ、相場の動きがはっきりしているときは売買注文をしやすいからだ
投資商品の性質を理解する
2つ目のポイントは投資商品の性質を理解することだ。
CFDはあらゆる商品を対象としているが、商品ごとで性質は全く異なる。
金はリスク回避のため買われ、リスクが低いとみなされると売られる傾向にある。
小麦などの農産物であれば天候や作付面積、バイオ燃料などの影響を受ける。
このように、商品ごとで変動要因が異なるため、投資する前に商品の性質を理解しておかなければならないのである。
レバレッジをかけすぎない
3つ目のポイントレバレッジをかけすぎないことだ。
レバレッジ2倍で取引するリスクとレバレッジ25倍で取引するリスクは大きく異なる。
レバレッジ2倍の時は利益も損失も現物取引の2倍であるのに対し、レバレッジ25倍の時は利益も損失も25倍となる。
現物取引で10,000円の損失を被る取引をした仮定すると、レバレッジ2倍なら20,000円の損失、レバレッジ25倍なら250,000円の損失となる。
大きすぎるレバレッジは大きすぎる損失につながり「一発退場」になりかねないのだ。
CFD取引で成功するには常に世界情勢や商品動向について学ばなければならない。
IG証券では「学習コンテンツ」を充実させ、最新の情報やリスク管理の在り方、取引レポート、アナリストの分析などを随時掲載している。
学習コンテンツの内容についてはIG証券の公式サイトで確認してほしい。
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CFD(差額決済取引)におすすめの証券会社
CFD取引におすすめの証券会社を3社紹介する。
- IG証券
- GMOクリック証券
- 楽天証券CFD
IG証券

CFD銘柄 | 株価指数CFD 株式CFD 商品CFD 債券CFD ETF |
取引手数料 | 110円~(日本株CFD) |
公式サイト | IG証券の公式サイト |
IG証券はイギリスで創業した証券会社で、日本でもCFD取引などのサービスを展開し、17,000以上のCFD銘柄をトレーダーに提供している。
損失を限定できるノックアウトオプションや投資家に情報を提供する学習コンテンツなど、顧客のニーズにこたえたサービスを展開している証券会社である。
CFD取引に興味があるなら、真っ先に調べるべき証券会社だといえる。
詳しくはIG証券の公式サイトで確認してほしい。
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GMOクリック証券

CFD銘柄 | 株価指数CFD 株式CFD 商品CFD バラエティCFD |
取引手数料 | 無料 ※スプレッドは支払わなければならない |
公式サイト | GMOクリック証券の公式サイト |
GMOクリック証券はGMOグループに属する証券会社だ。
取引手数料がかからず、スプレッドが狭いこと、少額資金でCFD取引ができることなどがトレーダーから評価されている証券会社である。
IG証券に比べ取扱銘柄が少ないが、ツールが豊富で取引しやすいというメリットがある。
24時間の無料電話サポートがあるので、初心者でもCFD取引を始めやすい証券会社だといえる。
取引銘柄やサポート内容についてはGMOクリック証券の公式サイトで確認してほしい。
楽天証券CFD

CFD銘柄 | 株価指数CFD 商品CFD |
取引手数料 | 無料 ※スプレッドは支払わなければならない |
公式サイト | 楽天証券の公式サイト |
楽天証券は国内屈指の規模を誇るネット専業証券会社だ。
幅広い商品を取り扱っているが、CFDに関しては株価指数CFDと商品CFDを取り扱っている。
楽天証券の一番のメリットは高性能取引ツールであるMT4が使用できることだろう。
他の証券会社の中にはMT4を利用できるものもあるが、楽天証券の場合はインストールしなくてもウェブブラウザでMT4を利用できるのだ。
MT4の利用方法などについては楽天証券の公式サイトで確認してほしい。
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CFD(差額決済取引)に関するQ&A
CFDに関するよくある質問を2点取り上げる
- スプレッドとは何か?
-
スプレッドとは買値と売値の差額であり、取引においてはトレーダーが負担するコストとなる。
- 土日にCFD取引は可能か?
-
土日は市場が開いていないため取引できない。
CFD(差額決済取引)のまとめ
今回はCFD取引についてまとめた。
- CFD取引(差金決済取引)は現物をやり取りせず、売買の差額のみをやり取りする取引方法
- CFD取引のメリットは投資商品のバリエーションが豊富なことやレバレッジを活用できること、「売り」から入れること、「買い」なら配当金相当額を受け取れること
- CFD取引のデメリットは大きな損失を被る可能性があることや情報が少ないこと、株式取引との損益通算ができないこと
- CFD取引で利益を上げるにはトレンド相場を狙うことや投資商品の性質を理解すること、レバレッジをかけすぎないことが重要だ。
CFD取引は現物をやり取りせず、売買の差額だけをやり取りする取引方法である。
CFDの魅力は投資商品の幅が広く、あらゆる商品が取引されていることやレバレッジをかけて少額で取引できること、「売り」から入れるため下落相場でも利益を上げられること、「買い」で配当金相当額を受け取れることだ。
しかし、レバレッジをかけすぎたり相場が急変したりすると大きな損失を被る可能性がある。
常に最新情報を仕入れ、世界情勢に敏感に反応しながら利益を上げる投資商品だといえる。
取扱銘柄数や情報量の豊富さを考えるとIG証券はCFD取引において有力な選択肢となるだろう。
17,000余の取扱銘柄数は他と比べてもかなり多く、それだけ取引幅が広いといえます。
また、損失の拡大を防ぐノックアウトオプションも利用できるので初心者でもCFD取引に参加しやすい証券会社ではないだろうか。
取引の詳細はIG証券の公式サイトで確認してほしい。
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