~心臓病専門病院「大崎病院・東京ハートセンター」を運営~

(医)社団冠心会(TSR企業コード:296430366、法人番号:3010705001446、品川区北品川5-4-12、設立1994(平成6)年9月、債務超過額2億6566万2562円、理事長:遠藤真弘氏)は8月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し8月27日、再生手続開始決定を受けた。管財人には岩崎晃弁護士(岩崎・本山法律事務所、中央区八丁堀4-1-3、電話03-6222-7231)が選任された。
 負債総額は34億6255万円(2018年3月期決算時点)。

大崎病院・東京ハートセンター
大崎病院・東京ハートセンター ©東京商工リサーチ

 1994年設立の医療法人を買収するかたちで2005年、心臓病専門病院「大崎病院・東京ハートセンター」を開業した。心臓・血管疾患等の専門病院として著名で、心臓血管外科や循環器内科、放射線科、麻酔科を診療科目として、2018年3月期には売上高41億171万円をあげていた。
 しかし、過去の赤字や施設への投資負担などから債務超過が続いていた。また、病院賃借料や仕入先への支払遅延などがあり、一部は訴訟トラブルとなっていた。 
 2019年4月には一部で理事長夫人の法人資金の流用疑惑が報じられるなど信用性が低下。また、遠藤真弘氏が理事長を兼務していた(医)一成会(TSR企業コード:430130716、法人番号:8030005001108、さいたま市見沼区)が負債17億2403万円を抱え民事再生法の適用を申請し4月24日、東京地裁から民事再生開始決定を受けた。
 近時は医師の退職が相次ぐなど動向が注目されていたなか、債権者より破産を申し立てられ7月31日、東京地裁より破産手続きにおける包括的禁止命令および保全管理命令を受けていた。
 なお、「大崎病院 東京ハートセンター」は通常通り営業を継続し、今後は(医)社団森と海東京(TSR企業コード:291915612、法人番号:9010805001761、大田区)の支援を受け事業再生を目指す方針。

東京商工リサーチ「TSR速報」より