こんにちは、柳川隆洸です。
新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。
まずは先月1月11日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。
前回の記事で、「世界中でビジネスの大きな発展を期待しやすい傾向」とお伝えしましたが、株価も右肩上がりで推移しており、発展的な風潮が続いています。
また最先端技術も注目を集めるとお伝えしていましたが、1月20日に小型月着陸実証機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功したという嬉しいニュースが飛び込んできました。
紛争の警戒もお伝えしていましたが、アメリカ軍と親イラン勢力の行く末も気になります。
そんな状況での2月新月からの星の影響を見てみましょう。
新月は2月10日7:58です。
新月は新時代を意味する水瓶座で発生します。
そんな新月に対し、革命を意味する天王星が攻撃的に繋がっているのが特徴的です。これは紛争やテロなどの可能性を示唆していますし、社会の混乱に繋がるようなイベントが発生する可能性もあります。
また、水瓶座も天王星もインターネットや電波を意味しますので、ハッキングやサイバー犯罪などの可能性も予想しやすいです。
個人でできる対策、つまりウイルス対策やデータのバックアップなど常に備えておく方が良いでしょう。
2月13日には攻撃性を意味する火星が水瓶座に入り、破壊と再生の冥王星と重なります。
あまりネガティブな表現は避けたいのですが、占星術においての考えられる限り破壊的な組み合わせになるので、どうしても紛争やなんらかの望まない大きなイベントを予想せざるを得ません。
また、水瓶座の前半は自分の理想を強行的に実現するというエネルギーに充ちていますので、それぞれの立場の正義で極端な行動にでるというのは考えやすいのです。
これまでネガティブな視点でお伝えしましたが、もちろんポジティブな展開もあり得ます。
やはり目覚ましい科学技術の発展には強い追い風が吹きますから、その視点からの喜ばしいニュースは大いに期待できる1ヶ月です。
2月19日には太陽が魚座に入り、平和と癒やしのエネルギーが流れ始めます。
この時期から殺伐とした雰囲気は少し緩和されると思いますが、ネガティブな星のエネルギーが相殺されるわけではないので、依然として負のスパイラルには気をつけましょう。
2月後半には自然災害によるトラブルが心配な星配置になりますので、引き続き天災に対する備えも対応しておいてください。
毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。
今回はベネッセホールディングス(1955年1月28日設立)をピックアップしました。教育業界の大手。通信教育「進研ゼミ」でお世話になった人も多いでしょう。
同社は2023年11月にMBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表。創業家がスウェーデンの投資ファンドEQTと組んで、TOB(株式公開買い付け)を行い、全株式を取得するもので、買付代金は最大2079億円に上ります。このTOBは1月末から始まりました。
グループの屋台骨を支えるのが教育事業。国内の教育市場が少子化の流れを受け、経営環境が厳しさを増す中、介護・保育、大学・社会人教育や海外といった「新領域」にシフトする方針です。
MBOによる非公開化で目先の業績にとらわれることなく、大胆な事業ポートフォーリオの組み替えに踏み切る狙いがあり、今注目の企業です。
そんなベネッセホールディングスの今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。
最初に企業傾向を占星術で見てみます。
同社は創業者の福武哲彦氏が岡山市で「福武書店」を設立したことに始まります。当初は中学生向け図書や生徒手帳などの発行を手がけ、1962年に模擬試験事業(現「進研模試」)をスタート。その後、小中高生向けの通信教育講座(現「進研ゼミ」)を順次展開。2009年に持ち株会社制に移行し、現社名となりました。
同社のホロスコープを見ると先進的な情報を流通させる水瓶座に天体を集めており、当時としては先進的とも言える学習のアプローチをするのに適していますし、最近では生成AI(人工知能)を使った学習サービスも開始目前ということで期待されています。
また成長を意味する射手座に愉しむ金星があるなど、教育という一見難しそうなジャンルを赤ペン先生やキャラクターなどを活用し楽しく学べるサービス提供をする会社としては最適です。
とりわけ同社のホロスコープにおいて強烈な影響を持っているのが、発信を意味する水星と徹底を意味する冥王星が180度で繋がりになります。
これは自分の考えを徹底して他者に伝えたいという極めて強い衝動があるとリーディングされます。
例えば、進研ゼミ小学講座では「小学生の5人に1人が受講生」という驚異的な会員数を誇ります。これほどの結果を出せるのは、占星術においても水星と冥王星180度の影響くらいしかなく、同社はこの才能をいかんなく発揮している企業である事がよくわかります。
この程、MBOによる非公開化を推し進めていますが、目先の業績をことさらに求められる上場企業という立場は同社には肩の荷が重かったと思われます。
非公開化によって、同社の本来性を取り戻すことが出来るでしょうから、今回の決断は英断だったと言えるでしょう。
ではこれからベネッセホールディングスの今後の流れを見てみようと思います。
同社は2014年7月に、約3500万件分に上る個人情報が流出する事態となり激しい批判を受けた過去を持ちます。そして、この2014年7月をホロスコープで見てみると、やはり計ったように、約29年ごとに発生する試練のサタンリターン(土星回帰)と時期が重なっていました。
サタンリターンではその企業にとってどうしても改善しなくてはいけないことが露見しやすい時期で、同社の最大の強みでもあった集客力に対し強制的に改善を迫られる時期となりました。
これにより大規模な顧客離れが起き、同社は最終赤字に転落するなど、経営に重大な打撃となり、また政府も乗り出し個人情報保護を徹底する社会問題にまで発展しました。
毎回お伝えしていますが、どの企業もウィークポイントとなる天体が存在します。
同社においては、間違いなく土星がウィークポイントであり、この天体に何らかの影響があると問題が発生する可能性が示唆されます。
今回、MBOでの株式買い付けを終えるのが今年3月4日の予定ですが、ちょうど3月3日から3月12日迄同社の土星はネガティブな星配置になります。
ほぼほぼ何事もなく進むと思いますが、ひょっとすると予想していなかった展開もありえるかもしれません。
それでも、今年6月頃にはかなりポジティブな星配置に変わりますから、仮に何かあったとしても、早期に持ち直すであろうと予想されます。
同社にとっての次の大きな転換点は、2027年2月頃から始まりそうで、破壊と再生の冥王星が同社の太陽の真上に来ます。
このようなときは良くも悪くも変化が起きやすく、経営者の交代や新領域への可能性の拡大、何らかの不祥事も含め吉凶両端で何らかのイベントが発生しやすくなるのです。
ただ、同社が掲げる新領域へと商圏を広げる計画ですが、その代表が「介護・保育事業」です。
ホロスコープを見る限り同社は介護や保育にも新しい風を送り込むことの出来る星配置をしており、これまでの介護・保育の常識を覆すようなサービスが提供されればさらなる躍進を期待できそうです。
今回のMBOによる非公開化によって、これまでの立場では難しかった大胆なチャレンジに期待したいですし、その一歩としての結果が2027年の立ち回りで見えてくるのではないかと予想しています。
※次回公開予定は3月9日です。