こんにちは、柳川隆洸です。
新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。
まずは先月9月15日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。
前回の記事で、「9月末頃から徐々に攻撃的なエネルギーが増大していく可能性があり、戦争の激化やテロの問題、他者を攻撃する事件やニュースが多くなるでしょう」とお伝えしていました。
この記事を書いている10月8日現在で飛び込んできたニュースが、「イスラム組織ハマスによるイスラエルの攻撃」です。
今回のイスラエル国内への攻撃は1948年の建国以来で最大規模との指摘もあり、イスラエルの報復攻撃も早く、一気に緊迫化しました。
そんな状況での10月新月からの星の影響を見てみましょう。
新月は10月15日2:54です。
前述しました「イスラエル・ハマス衝突」は火星と冥王星の緊張関係と同時期に起きていて、特に戦争の影響を拡大させる可能性があるこの関係は、10月17日まで続きます。
しかし、10月15日の新月から、今度は太陽と冥王星が緊張関係を形成し、攻撃的な衝動や状況が引き続き発生する可能性が示唆されます。
さらに、攻撃的な性質を持つ火星は、拡大的な木星と180度の関係になります。木星の性質として、物事を大げさにする傾向があり、そのため、ロシアとウクライナのような戦争の状況が拡大する可能性が考えられます。
10月中旬から末には、火星や太陽と木星が180度の関係を形成します。
木星の性質として、物事を大げさにする傾向があり、この時期は、多くの事象が誇張されて伝えられる可能性が高く、実際の被害は少なくても、それが大きな問題のように報道されることも考えられます。
この状況は、11月9日頃まで続くでしょう。
さらに、11月4日頃からは、攻撃性を示す火星と革命的な天王星が180度の関係となります。この影響で、従来の世界のルールや常識が大きく変わるような出来事が起こる可能性が増します。
このように、次の新月までの期間は世界的に不安定な状況が続く見込みです。それに合わせて、金融関連の動きには注意が必要となるでしょう。
また、このような不安定な状況は天災になどにも影響する可能性がありますので、くれぐれも注意をしておいてください。
毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。
今回は傘下に日本通運を持つNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD=持ち株会社の設立日は2022年1月4日、母体の日本通運は1937年10月1日設立)を取り上げました。
NXHDは、日本通運を中核とするNXグループを統括しており、日本を代表する総合物流企業で国内トップです。
NXHDは今年5月、オーストリアの物流大手カーゴ・パートナーを1267億円(8億4500万ユーロ)で買収すると発表しました。11月から2024年5月の間に順次買収を完了しますが、NIPPON EXPRESSとして過去最大のM&Aとなります。
また、2023年8月には、欧米で高級家具の物流を手がける欧州のTramoグループを買収すると発表しました。買収額は非公表ですが、100億円強とみられています。
このように同社はグローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニーとなることを長期ビジョンに掲げています。
そんなNXHDの今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。
最初にNIPPON EXPRESSホールディングスの企業傾向を占星術で見てみます。
NXHDを占星術の観点から分析する際、その前身である日本通運のホロスコープ(天体配置)を参考にするべきか、それともNXHDの設立日である2022年を基準にするべきかは議論の余地があります。
日本通運のホロスコープにおいて、太陽は天秤座に位置しています。
天秤座は人と人とのつなぎ役を強調する星座として知られており、これは日本通運のメイン事業である陸運業の特徴と一致していると言えます。
しかし、現在のNXHDが注力しているグローバル展開の側面では、日本通運のホロスコープが特に強調されているわけではありません。
一方、2022年に設立されたNXHDのホロスコープを見ると、グローバルな展開が極めて強調されています。また、最新の技術を活用した企業運営もその特徴として挙げられます。
この点から、日本通運の既存の企業努力だけではグローバルな競争に限界があったのかもしれません。
確かに、日本通運は非常に強いホロスコープを持っており、現実的な企業成長を目指していたことは間違いないでしょう。地に足のついた経営が行われていたと推測できるホロスコープです。
NXHDのホロスコープに目を移すと、太陽が山羊座に位置し、これは大企業としての活躍を示唆しています。
さらに、水瓶座と魚座も強調していますが、これは強い未来志向や協調性、さらには世の中のための活動や平和を意味する側面が強調されており、世の中が求めているサステナブルな社会を実現する上でも有利な企業のホロスコープであることがわかります。
これらのことから、NXHDの設立はこれからの新時代を乗り越えていくためにどうしても必要な一手だったのではないかと予想出来ます。
ではこれからNIPPON EXPRESSホールディングスの今後の流れを見てみようと思います。
日本通運の過去のホロスコープから影響を受けやすい天体を分析したところ、冥王星の動きが顕著であることが明らかになりました。
具体的には、2012年10月に顧客からの売り上げ代金4億5000万円を不正に流用した問題が発生した時、冥王星が太陽に影響を与えていました。
また、持ち株会社制への移行に伴い、2022年1月4日付で前半に日本通運がNXHDの傘下となった際も、冥王星の影響が見られました。
この時、冥王星同士が180度の角度をとっており、これは企業における大きな変化のサインとして知られています。
このように同社が過去に何らかの大きなイベントを発生させた際は、冥王星が強く影響しているときに重なることが分かります。
現在の同社の動きとしては、先述したようにオーストリアの物流大手カーゴ・パートナーを過去最高額の1267億円で大型買収する計画に取り組んでいますが、この買収の時期である2023年から2024年にかけては、土星との良好な角度が形成され、多くの人からの支援や好意を受けやすく、これまでの努力が実を結ぶ時期と重なり、恐らくこの買収はあらゆる点において良い結果をもたらすのではないかと予測できます。
一方で、2024年から2025年にかけてのサタンリターン(土星回帰)を控えています。
これまでの企業分析の際にサタンリターンの時期は必ずと言って良いほど何らかの問題や試練に直面する企業が多い傾向が見られました。
ですが、同社の過去のサタンリターン、具体的には1995年から1997年の時期を見てみると、大きな問題は見られませんでしたので、今回のサタンリターンもそれほど大きな問題は起きないのではないかと思われます。
同社の今後の冥王星の動きを見てみると、2027年から2028年には、太陽と冥王星が良好な関係を持つ時期が到来します。これはかなりポジティブな時期と捉えてもよくて、この企業にとって大きな飛躍の時期となりやすいでしょう。
少し先になりますが、2030年に冥王星と天王星がハードにつながる時期があり、この時期は同社にとって大きな変化や予想外の出来事に見舞われる可能性が予測されます。
このように、同社の星配置を見る限り、当面は非常にポジティブな展開になることが予想されますので、これからの発展がとても楽しみな企業です。
※次回公開予定は11月12日です。