傘下行で「半沢頭取」が誕生する三菱UFJフィナンシャル・グループ|ビジネスパーソンのための占星術

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金融持ち株会社MUFGと傘下行の三菱UFJ銀行の本店(東京・丸の内)

こんにちは、柳川隆洸です。

新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

まずは先月2月12日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。2月21日までは水星逆行の影響があり、コミュニケーションエラーが頻発しやすい時期にありました。

そんな中での2月12日、森喜朗東京五輪組織委員会会長辞任から始まった新月。森会長の女性軽視の発言は物議を醸しましたが、実はそれほど軽視した発言ではなかったのでは…という意見も散見され、まさに水星逆行が悪い形で出てしまった事例となりました。

また、日経平均が1990年以来31年ぶりに3万円を突破しましたが、水星逆行終了の21日あたりをピークに現在は下降しており、実体経済が伴わない明らかな過熱感を感じます。

3月に入るとそれほどネガティブな星配置はなくなり穏やかさを取り戻しました。3月5日開幕した中国の全国人民代表大会においてのGDP(国民総生産)では、中国が2028年には米国を抜き世界最大の経済大国に躍り出るとの試算が示されましたが、軍事大国化が一層進むことに脅威と不安が募ります。

そんな状況での3月新月からの星の影響を見てみましょう。

新月は3月13日 19:21です。

株価バブル懸念も、4月後半までは穏やかに過ぎる

先ほどもお伝えしたように3月は特徴的な星配置がない穏やかな1ヶ月になっています。また4月後半からは注意すべき星配置が出てきますが、それまでの小休止と言った状況ですが、これまでのコロナ禍などによる経済への打撃の結果はこれから表面化してくるでしょう。

4月末からの影響は、株価バブルの崩壊も懸念される状況でもありますし、今から警戒しておくべきことは多くあります。

そんな中、あえてネガティブなポイントをお伝えしておくと、3月21日からの1週間は世界中で暴力的な発言やネガティブなニュースが飛び交う可能性があります。

西洋占星術では3月20日の春分から1年が始まるとされています。ですので2021年の1年間の傾向を占うには、春分になった瞬間の天体配置を見ることで判断することができます。

最近、日本でも福島沖で地震がありましたし、ニュージーランド沖でも大きな地震がありました。地震はいつでも起きえる状況にありますが、2021年の日本における春分図で1年を占うと、いつ地震が起きてもおかしくないような星配置になっています。もしもの有事の時に備えて、備蓄物のチェックや避難場所の確認をしておいてください。

日本の2021年は携帯電話の料金値下げや5G(第5世代通信規格)の普及などの影響をまともに受け、それによって大きな発展をしやすい状況にあります。

ただ、国としては国防に主眼を置きそうな1年で、中国やロシアの脅威に不安を感じます。

気になる東京オリンピック・パラリンピックの開催ですが、ホロスコープを見ている限り開催されそうな配置で、日本国民が海外との積極的な交流をしている印象です。

世界的に不安定な状況ではありますが、その大きな波があるとすれば6月と12月です。占星術という特殊な視点ですが、頭の片隅に覚えておいて頂くと、一歩早い行動が取れますので参考にしてください。

【企業ピックアップ】三菱UFJフィナンシャル・グループ

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)をピックアップ企業として選びました。

グループ傘下の中核銀行である三菱UFJ銀行で2021年4月1日付で三毛兼承頭取に代わり、半沢淳一取締役常務執行役員が頭取に就任します。大人気ドラマ「半沢直樹」を彷彿させる名前の人物が頭取になると言うことで、SNSを中心に話題になりました。

半沢直樹のドラマでは「倍返し!」などのフレーズが人気ですが、実際の半沢淳一頭取は理知的で本質をしっかり押さえている人物だと評されています。同氏は経営企画部長など本部の企画畑で活躍し、今回の頭取選任はなんと13人抜きで常務から昇格している実力者です。

MUFG社長・グループCEOの亀澤宏規氏は「金融機関は100年に1度と言われるような改革を進めなければならない時期にある」と明言しています。

今回の頭取交代の狙いが吉と出るのか、西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

日本の金融を牽引するホロスコープ

まずはMUFGという企業の傾向を占星術でみてみようと思います。

MUFGは三菱UFJ銀行を筆頭に、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコス、三菱UFJリース(4月1日付で三菱HCキャピタル)を中心とした総合金融グループ。金融を表す「金星」と企業の推進力である「太陽」が強調された天体配置で、金融にまつわる力強さがホロスコープの上でも感じられる企業であることがわかります。

この太陽と金星の組み合わせに対し、拡大天体の木星と海王星、そしてカリスマを意味する冥王星が強力に援助をしている天体配置となっており、まさに日本の金融を牽引する代表的な企業となるべくしてなっているようなホロスコープです。

ここまで金融関係に恵まれたホロスコープを持ちながら、大きな損失を引き起こすことがあるとすれば、それは古い伝統的なコトに傾倒しすぎたり、反対に最先端な技術や考え方に傾倒しすぎた場合に、損失を被る傾向があります。

「牡羊座」のMUFG、「獅子座」の三菱UFJ銀行は好相性

新旧を上手く工夫して「古いもの×新しいもの」の掛け合わせができると、それはMUFGにしか成し得ない偉業を達成することになるでしょう。

そういう点で、三菱UFJ銀行における今回の半沢氏の13人抜きの頭取抜擢は、これまでの古い慣例を打ち壊すような人事でありながらも、三菱UFJ銀行の頭取になる王道ルートである「東大・京大出身、旧三菱銀行出身、企画畑」を満たした人事でもあるので、期待の持てる判断だったのではないかと思います。

一方で同行のホロスコープを見てみると、なんと獅子座を強く強調した企業であることが分かります。獅子座は自分が常に目立って物事の中心であるというのがアイデンティティーになります。

つまり三菱UFJ銀行は金融業界の中でも中心的な存在でこそ、それらしい活躍ができると言うことになります。

また、金融持ち株会社のMUFGが協調しているのは牡羊座で、傘下の三菱UFJ銀行は獅子座と協調しています。牡羊座と獅子座は助け合う非常に相性の良い組み合わせですから、両社との掛け合わせによる活動は発展的になりやすいと判断できます。

では次に、MUFGの今後の流れを見てみようと思います。

2022年までは不安定な星の配置か?

MUFGのホロスコープを見ると、実は2020年頃からシャープな判断が難しい状況に陥っています。このような時は予想した目算が外れやすく、なかなか理想的な形にたどり着けません。

良い面があるとすれば、通常ではあり得ないような突飛なアイデアが生まれたりするので、面白みを感じますが企業にとって予測できない経営判断はすべきではないという観点からは、やはりネガティブな状況にあると言えるでしょう。

この不安定な星の配置は2022年いっぱいまで影響しそうです。であれば、三菱UFJ銀行の半沢頭取の人事もネガティブな経営判断だったと感じてきます。

しかしながら、三菱UFJ銀行の現在のホロスコープを見てみると、極めて改革的で運勢としては僥倖と言える状況にあります。その影響は2020年から始まっていますが、本格的には2021年から強まります。

そんなタイミングでの三菱UFJ銀行での頭取交代ですが、一見、突飛なアイデアとも言える人事ながら、当の三菱UFJ銀行にとってはとてもポジティブな人事判断だったと言える可能性が高く、今後の発展に期待が持てます。

三菱UFJ銀行、「半沢頭取」誕生に期待

この幸運な星配置は2022年いっぱいまで影響しますので、半沢頭取就任後の2年間がとても楽しみです。とはいっても、大本のMUFGの星配置がネガティブだと不安は募ります。

シャープな経営判断という点においては2022年まで不安定ですが、実は2021年5月頃からこれまでの古い体制を入れ替えるのに最適な時期がスタートします。

三菱UFJ銀行を中心に収益構造の改革を期待されているMUFGにとって、このタイミングを上手く活用し、これまでの高コスト体質の是正や次世代システムの刷新に踏み切ることができれば、足元が盤石になり大きな発展の可能性を期待できます。

いずれにしても、MUFGと三菱UFJ銀行は、偶然にも改革をするには最適な時期にあります。この最大のチャンスと言える時期を効果的に活用できるかどうかが、今後の同グループの明暗を分けるだろうと、占星術的な観点では予想されます。

※次回公開は4月11日です。