伊藤忠商事、2023年に大チャンスの到来か|ビジネスパーソンのための占星術

alt
伊藤忠商事(東京・青山)

こんにちは、柳川隆洸です。 

新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

まずは先月1月13日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。 

日本でも緊急事態宣言が主要都市で発令されるなか、変異種も猛威をふるっていますが、これらは1月13日からのハードな天体配置を裏付けるようなニュースとなりました。 ただ、世界的な感染者数は減少し続けていますので、かなり希望が見えてきた状況です。 

1月31日から水星逆行が始まり、不安を煽るような状況になるとお伝えしていましたが、この時期にミャンマーでのクーデターが発生しました。 

2月18日には混乱と反乱を象徴するような天体配置もありますので、これからの動向に注視する必要がありそうです。そんな状況での2月新月からの星の影響を見てみましょう。

新月は2月12日 4:05です。 

水星逆行は2月21日に終わりますが、先ほどもお伝えした混乱と反乱を意味する2月18日の天体配置もありますので、まだまだ油断は禁物です。2月21日までは何が起きてもおかしくないという心づもりでいた方が良いでしょう。 

社会的に発生しやすい現象はテロやクーデターなど反乱や混乱にふさわしいイベントが発生しやすく、どこかイライラとした感情が世界中に蔓延しやすい時期です。

台湾を巡る攻防など、米中の対立もさらに悪化することも予想されます。また金融関係も不安定になりやすいので2月は特に注意しましょう。 

2月はあなたの生活や職場において混乱と反乱の感情を出してしまわないように気をつけましょう。この時期に感情的になると修復が難しく、深い傷を残すことになりそうです。 

2月21日の水星逆行が終わると、世間からイライラした感情が少なくなり、癒やしのような雰囲気が流れます。その流れで3月はかなり平和的な印象の1ヶ月になるでしょう。 

これまでの疲れを癒やすのも最適なので3月には休暇などの楽しい時間を計画するのもオススメです。 平和的な雰囲気は4月に入ってもしばらくは続くので、ひとまずは2月を上手く、トラブルなく過ごすことがポイントになります。 

今は何が起きても不思議ではないという点で、自然災害等にも十分注意をしてください。 

「企業ピックアップ」伊藤忠商事 

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。 今回は伊藤忠商事をピックアップ企業として選びました。

同社はすでに時価総額と株価で三菱商事を超え、あとは純利益でもトップを取れば悲願の「三冠」を達成することができます。 

同年にファミリーマートを5800億円で完全子会社化したことで利益の底上げを期待していますが、現時点でファミリーマートは業界3位にとどまるばかりか、収益力の点でも今一つです。

三菱商事、三井物産、住友商事の背中を追う「万年4位」から抜け出し、三菱と肩を並べるまでに成長した伊藤忠の今後がどのように展開するのかを西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

徹底した分析力と強力な実現力を持つ企業

まずは伊藤忠という企業の傾向を占星術でみてみようと思います。

伊藤忠のホロスコープを見ると際立って強調されているのが徹底した分析力と強力な実現力を持った力ある企業であり、加えて強力なタフさも持っているので、あらゆる窮地にあっても潰れない底力を持っています。 

日本トップを目指す総合商社ですから当然それくらいの実力はホロスコープから透けて見えるのも当然ですが、実は伊藤忠と三菱商事のホロスコープの特徴は割と似ています。 

三菱商事も同様に強力なタフさを持ち、実現力もしかる事ながら、伊藤忠以上の対外的魅力を存分に持った企業である事が分かります。 

三菱商事のまさに財閥らしい品を感じるホロスコープとは対照的な点があるとすれば、伊藤忠は前のめりな勢いと向上心、そしてチームプレーを得意とする特徴があり、その点で現在は伊藤忠に軍配が上がっているのかと思います。 

伊藤忠が得意とする非資源ビジネスが時流の変化にマッチしていて大きく成長していますが、三菱商事のホロスコープから見える実力からこのまま黙っているとは思えず、いずれ強力な巻き返しが始まるでしょう。

一方で、完全子会社化したことで、上場廃止となったファミリーマートとどのように連携し相乗効果(シナジー)を生み出すのかに注目が集まっています。

ファミマの能力をいかに引き出せるか

ファミリーマートのホロスコープを見ていると、「見栄」と「自由」を強く望んでいる企業であることが一目瞭然で、このような企業が上場廃止するという、社会的ステータスを下げる行為がプラスに働くのか・・・と少々疑問を感じます。 

また、ファミリーマートの社員は自由を求める傾向があるので、伊藤忠からの締め付けが強まると逆効果にもなりかねないのではないかと思います。 

ファミリーマートの良い面、つまり、禁欲的な努力と志の高い意欲を発揮することで経済的成功を勝ち取っていく能力を、いかんなく発揮できる環境を伊藤忠が提供できれば、ファミリーマートのさらなる成功も期待できるのではないかと予想しています。

吉にも凶にも大きく振れる傾向に

では次に、伊藤忠の今後の流れを見てみようと思います。

2019年から2023年にかけて冥王星という極端さを意味する天体が伊藤忠の財政面に大きな影響を与えてきます。この作用で財政が吉にも凶にも極端に振れる傾向が出やすく、現在は総合商社のトップに躍り出るほどの吉の作用が強く出ています。 

この良い流れを維持し続けるためには2023年3月から始まる社会的ステータスの大転換の影響をうまく活用する必要があるでしょう。 

伊藤忠は2023年から2024年まで、大きなチャンスに恵まれそうです。文字通り総合商社のトップに君臨し続けることも夢ではないほどの流れがまさに始まろうとしているのがホロスコープの上でも見て取れます。 

ですがそれは、大きく吉に振れることもあれば、凶に振れてしまうこともある危うさがあります。 

岡藤正広会長CEOも、「ここで気を抜いたら一気に坂道を転がり落ちてしまいかねへん」と周囲に警告している通り、その可能性も大いにありうる星配置なのです。

 ただ、現時点では、冥王星という最も扱うのが難しいとされている天体をプラスへと転換できているので、伊藤忠の底力がいかんなく発揮された結果かと思います。 

三菱商事にリードをどこまで広げる?

2023年から2024年のチャンスには「キングメーカー」の意味も含まれており、「ポスト岡藤会長」を見据えた場合において、その適任者がこのタイミングで現れる可能性もあります。 

実はこのような幸運な状況は三菱商事にも訪れるのですが、それは2040年頃です。三菱商事からの強力な巻き返しが始まる2040年頃までに、伊藤忠がどれほどの差を開けることができるのか? という視点で今後の展開を見てみるのも面白いでしょう。

 伊藤忠にとって幸運なのは、2030年前半もかなり調子の良い状況に入りそうで、今後の発展に期待できる状況が続きます。 

危うい状況の中で大きな成果を生み出している伊藤忠ですが、ひとまず2024年までに高転びする事がないようでしたら、かなり安定するはずで、占星術の観点からも今後が非常に見応えのある状況です。 

※次回公開は3月11日です。