ENEOSホールディングス、次の変化のタイミングは2025年|ビジネスパーソンのための占星術

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こんにちは、柳川隆洸です。

新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

まずは先月9月17日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。

前回の記事で9月26日頃から、攻撃性を表す逆行中の「火星」が、政治経済を意味する「土星」や破壊を意味する「冥王星」に次々とネガティブな影響をもたらすとお伝えしていましたが、9月29日の米大統領選テレビ討論会では「最もカオスな中傷合戦」と呼ばれるほどの非難に満ちたものとなりました。

その後のトランプのコロナ感染や北朝鮮の軍事パレードなど不安の多いニュースが続きました。

そんな状況での10月末からの星の影響を見てみましょう。

米大統領選、大どんでん返しも起きえる星配置

新月は10月17日 4:30です。

前回の記事でもお伝えしましたが10月14日から11月3日まで水星が逆行します。水星逆行には様々なケアレスミス引き起こしたり、正確ではない情報が蔓延したりと、情報においての問題が噴出しやすい時期です。

この水星逆行を終えた11月3日に米大統領選挙の投票が始まります。つまりこの瞬間から情報が正常に流れ始めるという風に考えると、直前まで水星逆行していた期間に予測されていた内容とは違う結果が、大統領選に出てくる可能性もあります。

トランプ氏が続投するのかどうかは世界中の関心事ですが、最後の最後まで結果が予測できないし、意外な大どんでん返しも起きえるような星配置になっています。

また、11月10日から11月20日には木星と冥王星が重なり、経済の大きな変化をもたらす傾向が強まりますので、金融市場を中心に不安定な流れになる傾向が出てくるでしょう。

現在、仮想通貨やデジタル通貨など、従来の通貨のあり方に変化が起きてきていますが、それが11月10日以降加速する可能性もあります。

米大統領選後は、古いものはさらに淘汰され、新規性のあることを大いに迎え入れる傾向が強まるはずです。

そしてこの影響は私たち個人にももたらされますから、新しい社会の流れを積極的に取り入れた生活やビジネスを展開しないと、取り残されたような印象も持ちやすくなるでしょう。

いずれにしても、10月17日の新月以降、何が真実で何がウソなのかが分からないと感じる1ヶ月を過ごすことになるでしょう。

このようなときに不安に支配されてしまうと道を大きく踏み外すことになりますから、短期的な現象であるとあらかじめ心の準備をしておきましょう。

【企業ピックアップ】ENEOSホールディングス

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回はENEOSホールディングスをピックアップ企業として選びました。

2020年6月25日、持ち株会社の運営体制変更に合わせ、JXTGホールディングスからENEOSホールディングスへと改称しましたが、新型コロナショックの影響から難しい舵取りを迫られています。

2020年3月期は1879億円の最終赤字を計上しました。2021年3月期はコスト削減などで黒字化を目指しますが、売上予想は7兆3400億円と前期の11兆1296億円を大きく下回り、厳しい状況にあります。

一方で、石油需要の落ち込みから、電気、二酸化炭素フリー水素などの再生可能エネルギーの事業化も急務で、今後の立ち回りが注目されています。

そんなENEOSホールディングスの今後はどのような展開になっていくのかを西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

まずはENEOSホールディングスという会社の傾向を占星術でみてみようと思います。

「カリスマ的」発展にいたる企業の特質

ENEOSホールディングスは旧日本石油を中心とした会社ですから、大本の会社のもつ運勢が現在でも大きく影響しています。日本石油は1888年(明治21年)5月10日に有限責任日本石油会社としてスタートしました。

当時の同社のホロスコープを見てみると、牡牛座を強調した会社であることが分かりますが、牡牛座はまさに地球上のリソース(資源)を活用する企業にとっては重要な星座で、地球資源である石油の元売り事業をするには最適な企業であったことが分かります。

そんな旧日本石油は2010年に新日鉱ホールディングス(日本鉱業と共同石油が母体。傘下にジャパンエナジーなど)と経営統合しました。金融危機(2008年)による景気後退や環境問題に端を発する石油製品の需要減といった状況の打開を目指しました。

つまり従来通りの事業では先細りになることが明確なときに、旧日本石油のホロスコープの特徴では立ちゆかなくなる傾向が出てくるのです。

そこで2010年にJXホールディングス(現ENEOSホールディングス)が生まれたわけですが、同社のホロスコープを見てみると、まさに最先端技術を活用し事業を拡大させていく特徴をもった企業へと転身していることが分かります。2017年に東燃ゼネラル石油と合併し、今日にいたります。

何度も大きな変化を経験することで、カリスマ的な発展へといたる企業の特徴があり、ただそれは変化の度に大きな痛みも伴う傾向を示唆したホロスコープになっています。

今回、ENEOSホールディングスへと改称しましたが、これからも業務提携や統合といった変化を繰り返していく特徴が消えることはなく、今後も大胆な変化をし続けていく企業であると思われます。

2020年、新社名で再スタートは象徴的

では次に、ENEOSホールディングスの今後の流れを見てみようと思います。

旧日本石油の設立年月日から、これまでの企業の流れを見ていると、他の企業の特徴でもよく見られる土星という天体の動きに合わせて変化してきた特徴があります。

その土星の影響で最も大きなタイミングが「サタンリターン」という、企業の土星と現在の宇宙の土星が重なる時期ですが、それが2005年7月頃にありました。

あらゆる企業においてサタンリターンのタイミングで見られる特徴は、その前後1年程度で企業の節目とも言えるイベントが発生しています。

旧日本石油は現在のENEOSホールディングスに至る大きな一歩となったジャパンエナジーとの業務提携の締結が2006年に結ばれました。

このサタンリターンのタイミングで起きたイベントを中心とした展開を約28年程度かけて進めていくことになり、そのちょうど中間である14年後にまた大きな節目を迎える傾向が強いです。

それがちょうど今年2020年のENEOSホールディングスへの改称のタイミングに当たるわけです。

奇しくもコロナショックのタイミングに重なり、業界全体が業績低迷する中、ENEOSホールディングスとして再スタートを切ったのは象徴的で、業界の盟主としての活躍を続けるための大胆な転換と考えて良いでしょう。

ENEOSホールディングスの社長に就任した大田勝幸氏も「国内の石油需要の減り方は想定しているよりも早いかもしれない」と述べ、2040年には石油需要は半分になるとの想定を公表しています。

この2040年は、ちょうどENEOSホールディングスの設立年月日から見たときの次の企業の節目になるサタンリターンである2039年のタイミングに一致してきます。

この時期までに土星の影響でもたらされる企業の節目は2025年と2033年になります。

ENEOSホールディングスらしい変化する度に時代に合った展開をしていく企業ならば、2025年と2033年にどのような舵取りをするのかを注目するのは面白い視点かと思います。

※次回公開は11月14日です。