「スシロー×カルビー」VS「くら寿司×不二家」 勝つのはどっち? 

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回転ずしスシローを展開する業界トップのFOOD & LIFE COMPANIES<3563>は、カルビー<2229>とタッグを組み、「厚切りポテトサッポロポテトバーベQあじ」をサイドメニューとして投入した。

一方、回転ずし2位のくら寿司<2695> は、不二家<2211>とタッグを組み、「ミルキードーム」「ミルキークリームケーキ」「ミルキーいちごみるく」をサイドメニューとして投入した。

サッポロポテトは発売50年、ミルキーは発売71年の、ともにロングセラー商品で、多くのファンを持つ。フライドポテトとスイーツ、すしと相性のいいのは果たしてどちらだろうか。

バーベQあじの厚切りフライドポテト

スシローが販売する「厚切りポテトサッポロポテトバーベQあじ」は、北海道の契約生産者が栽培したじゃがいもを、波型の厚切りにし店内で揚げて「サッポロポテト バーベQあじ」を再現した。チキンとビーフのうまみとスパイス感、揚げたてほくほくの食感が楽しめるという。

販売は2022年12月25日まで予定しているが、49万食に達し次第、販売を終了する。同社では「サッポロポテト バーべQあじ」の投入に合わせて、超ドデカじゃがいもクッションが当たるフォトキャンペーンを実施する。スシローにまつわる写真を、ツイッターやインスタグラムに投稿すると抽選で5人に大型のクッションが当たる。

1972年生まれの「サッポロポテト」は、子どもから大人まで幅広い人気がある。「サッポロポテト バーべQあじ」は1974年の発売で、チキンとビーフをじっくり煮込んだスープが生地に練り込まれている。

練乳たっぷりのドームやケーキ

くら寿司が販売する「ミルキードーム」は、練乳たっぷりのミルキームースをドーム状にしもので、クリーミーさとふわふわの食感が楽しめる。「ミルキークリームケーキ」は、ふわふわのスポンジに、練乳たっぷりのミルキークリームといちごソースをサンドすることで、濃厚な甘みとほどよい酸味を持たせた。

「ミルキーいちごみるく」は、ミルキーソースと、果肉入りのいちごソースを合せ、いちごに練乳をかけたような味わいの飲料に仕上げた。いずれも2023年2月1日まで販売する。

不二家の「ミルキー」は練乳と水あめを合わせた柔らかいキャンディで、子ども向けのお菓子として開発された。

スシロー、くら寿司はともに2022年10月1日に値上げを行った結果、客離れが進んでいる。話題性のあるサイドメニューの投入で、客を呼び戻せるのか。回転ずし上位2社の戦いの結末はいかに。

文:M&A Online編集部