■住友商事の事業投資6(14~16年)

年月 内容
2014.1 株式会社J-オイルミルズ株式を29億円で売却(→0%)
2014.2 J:COMとJCNが合併6月にJCNブランドをJ:COMに統一、サービス統合へ
2014.2 住友商事グループ50%出資の穀物集荷および販売会社Emerald Grain Pty Ltd(豪)に50%出資するEmerald Agribusiness Group Ltd(豪)の全株式を取得(50%→100%)
2014.4 スペインの大手石油化学会社であるCEPSA Química S.A.(スペイン)が中国で展開する予定の石油化学品製造事業へ参画(25%)
2014.4 子会社である住商アグロインターナショナルを通じてバイエル クロップサイエンス(東京都)が保有する、農業用殺菌剤であるメトミノストロビンの日本を除く全世界の事業権を買収
2014.4 子会社の爽快ドラッグ(東京都)が、NetBabyWorldを運営するあかちゃんハウス一二三(東京都)の株式100%を取得する契約を本年3月に締結
2014.6 アパレル企業向けウェブマーケティング・海外進出支援などを行う、アパレルウェブ(東京都)の子会社で、シンガポールにおいて日本ブランドを集積したセレクトショップ、「JRunway」を展開するAWCG PTE.LTD.(シンガポール)へ出資参画(47.4%)
2014.7 大手財閥グループであるアブドゥル・ラティフ・ジャミールグループ(サウジアラビア)の子会社でコマツ製建設機械の販売・サービス会社であるアブドゥル・ラティフ・ジャミール・サミットに約15億円(50%相当)の出資
2014.8 マレーシアの肥料製造販売会社であるUnion Harvest (M) Sdn. Bhd.(マレーシア)の株式を60%まで買い増し、経営権を取得
2014.8 コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事が、LPガスの国内における小売販売事業の統合を発表
2014.10 ベルギーコルホイトグループ傘下のParkwind(ベルギー)から、ベルギー沖洋上風力発電事業のベルウィンド(39.02%取得)およびノースウィンドの株式(30%)を、14年9月30日付で取得
2014.10 住友三井オートサービス(東京都)および住友商事は、インドにおける共同出資会社であるSMAS Auto Leasing India Private Limitedを通じて、インド国内で有数の自動車関連サービス事業を展開するCarzonrent Private Limitedのオートリース事業を買収
2014.11 コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事、および東燃ゼネラル石油は、統合契約を締結し、コスモ石油ガス(コスモ石油の100%子会社)を受け皿会社として各社がLPガス元売り事業(住友商事の元売事業売上 181億円)を吸収分割により切り出す方式により、15年4月1日付で事業を統合する
2014.12 三井住友銀行、三井住友アセットマネジメント及び日本政策投資銀行は、UDSクリーンエナジー2014投資事業有限責任組合を設立し、住友商事の連結子会社で太陽光発電事業を手掛けるソーラーパワー北九州の株式の過半を取得することに合意
2015.2 住友商事は、 傘下のグループ会社を通じてインドネシアの商業銀行PT. Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbk(インドネシア共和国ジャカルタ)の株式17.5 %を追加取得し、合計で総株式の20%を630億円で所有する
2015.2 ブラジル最大の穀倉地帯、マットグロッソ州の農業生産資材問屋Agro Amazonia Produtos Agropecuarios Ltda.(以下、アグロ・アマゾニア)の株式(65%)を230億円で取得することで合意しました。この出資により、住友商事はブラジルにおける「農業生産マルチサポート事業」に参入
2015.4 再生可能エネルギーデベロッパー兼建設業者であるRESグループの米国法人Renewable Energy Systems Americas (米国コロラド州)よりWilley Battery Utility, LLCの株式を取得
2015.4 協和発酵バイオの欧州子会社であるKyowa Hakko Europe GmbHから同社の化粧品素材事業を譲り受け、欧州における化粧品素材ビジネスに本格参入
2015.6 トルコ共和国の電磁鋼板加工会社であるMKS Transformer Equipments Industry and Trade Joint Stock Company(Kocaeri, Cayirova)へ出資参画
2015.8 欧州地域における農薬販売の基盤強化、事業拡大を目指し、当社グループ100%出資の農薬販売統括会社Sumi Agro Europe Ltd.(英国 ロンドン市)を通じて、フランス向け高機能肥料の販売事業を買収
2015.10 傘下のインドネシアの自動車向け金融事業会社PT Oto Multiartha(オトムルティアルタ)およびPT Summit Oto Finance(サミットオトファイナンス)において、三井住友銀行(東京都)、インドネシアの大手財閥グループの一社であるPT Sinar Mas Multiartha Tbk、2社の新たな資本を受け入れ、資本再編(100%→49.9%)
2015.11 子会社である爽快ドラッグ(東京都)が、ペットフード・ペット用品の卸最大手であるエコートレーディング(兵庫県)から、子会社であるココロ(岡山県)の株式100%を取得する契約を締結
2015.12 ジュピターテレコムがジュピターショップチャンネル(東京都)の株式50%を取得することを決議。同時に、KDDI(東京都)は、住友商事が現在保有しているショップチャンネル株式のうち5%を取得
2015.12 中国の動物薬メーカーである山東信得科技股份有限公司(中国山東省 年商69億円)の株式を25%取得し、中国における動物薬事業に参画
2015.12 三井住友ファイナンス&リースがGEの日本におけるリース事業を5750億円で取得する事について合意
2016.1 中国において、飼料穀物(大麦、コウリャンなど)の輸入・販売事業などを行う西王国際貿易有限公司(中国山東省 年商5300億円)の株式を取得する契約を締結(40%)
2016.2 世界最大の砂糖メーカーCosan S.A. Industria e Comercioの子会社で、バイオマス発電向けサトウキビ固形燃料ペレットを製造・販売するCosan Biomassa S.A.(ブラジル)の株式を20%まで取得

 上記の中で住友商事の主な事業会社に対するM&Aは、輸送機・建機セグメントのTBCコーポレーションの買収であろう。また、もともと住友商事で展開していた事業について、他の事業者と共同で行う事を目的に、持分の一部譲渡をした例として、輸送機・建機セグメントのリース事業、メディア・生活関連セグメントのケーブルテレビ事業を、また、住友商事の子会社が上場し、その後、ライバルの買収で規模を拡大させたメディア・生活関連セグメントのSCSKも取り上げたい。