【2022年】サマーシーズン後半戦 8月公開のおススメ映画5作品

alt

サマーシーズン後半戦も話題作が揃う

サマーシーズン後半戦の8月も話題作の公開が控えています。映画興行はコロナ禍以前の活況を取り戻してきた感があり、この勢いを保ったまま2022年下半期も映画館が賑わうことを祈ります。

それでは今月も公開日順におすすめ5作品を紹介します。

●8月5日金曜日公開予定『ONE PIECE FILM RED

人気コミックの長編アニメシリーズ3年ぶり、通算15作品目となる新作。近年のワンピース映画は2012年の『ONE PIECE FILM Z』68.7億円を筆頭に、興行収入50億円以上を稼ぎ出すドル箱作品となっています。

配給会社の東映は、公開中の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』、本作、そして12月公開予定の『THE FIRST SLAM DUNK』と大ヒットが予想されるラインナップを組んでおり、この3作品で興行収入100億円以上を稼ぎたいところです。

本作と連動企画の配信サービス「ウタ日記 UTA diary」が用意されており、映画鑑賞前に観るとさらに楽しさが増します。

『ONE PIECE FILM RED』公式サイト (onepiece-film.jp)

©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

●8月19日金曜日公開予定『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ

セガの人気ゲームシリーズをハリウッドで実写映画化した『ソニック・ザ・ムービー』の続編。主人公のソニック・ザ・ヘッジホッグに加えて人気キャラクターのナックルズやテイルズが初登場。またジム・キャリー演じるドクター・ロボトニックが再登場し、再びソニックの前に立ちはだかります。

吹き替え版は前作に続いてソニックを中川大志が、ドクター・ロボトニックを山寺宏一が担当しています。

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』公式サイト (sonic-movie.jp)

©PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

●8月19日公開金曜日予定『バイオレンスアクション

現在、大ヒット公開中の『キングダム2 遥かなる大地へ』や10月公開予定の『カラダ探し』など話題作への出演が続く橋本環奈が、“ゆるかわ系”の専門学校生と凄腕の殺し屋という2つの顔を持つヒロインを演じるアクションコメディ。豪華キャストの中にいても主役としてのオーラを醸し出せる橋本環奈が稀有な存在だということがよくわかる一本です。

あまりイメージがないかもしれませんが、橋本環奈は「銀魂シリーズ」など意外とアクションの素養を感じさせる一面もあります。

映画『バイオレンスアクション』8月19日(金)全国の映画館で公開! (va-movie.jp)

©浅井蓮次・沢田新・小学館/「バイオレンスアクション」製作委員会

●8月26日金曜日公開予定『異動辞令は音楽隊!

日本アカデミー賞を受賞した2020年の『ミッドナイトスワン』の内田英治監督の最新作。犯人逮捕のためなら手段を問わない捜査1課のベテラン刑事が、強引な捜査を繰り返したために広報課の音楽隊に異動を言い渡されてしまい…。

主演はこれまでも刑事役を多くこなしてきている阿部寛、コメディからシリアスまで振り幅が広い俳優なので、今回も安心して楽しむことができます。

映画『異動辞令は音楽隊!』公式サイト (gaga.ne.jp)

©2022「異動辞令は音楽隊!」製作委員会

●8月26日金曜日公開予定『アキラとあきら

『半沢直樹』や『下町ロケット』など映像化の多い池井戸潤の同題小説を竹内涼真と横浜流星のW主演で映画化。

池井戸作品は「映像化が多い」と言いましたが、テレビドラマが大半で映画化は意外と少なく、これまでは『七つの会議』『空飛ぶタイヤ』の2作品だけでした。

『アキラとあきら』は2017年にWOWOWで斎藤工と向井理のW主演でドラマ化されていますが、映画版は果たしてどうなっているのでしょうか。比べて見るのも楽しいかもしれません。

なお監督は、二宮和也主演の『TANG タング』など、この夏3本の新作が公開される三木孝浩監督です。

映画『アキラとあきら』公式サイト|2022年8月26日(金)公開 (toho.co.jp)

©2022「アキラとあきら」製作委員会

これらの作品以外にも先ほどあげた二宮和也主演の『TANG タング』や、韓国大統領選の裏側を描いた『キングメーカー大統領を作った男』『ゲットアウト』でアカデミー賞を受賞したジョーダン・ピール監督の最新作『NOPE/ノープ』など、なかなか骨太な作品が公開を控えています。

猛暑が厳しく、外出することを敬遠してしまいそうですが、映画館は涼しいので是非劇場へ足を運んでいただければと思います。

文:村松健太郎(映画文筆屋)