潮目が変わった日本のM&A 国内企業のM&A市場(上)早稲田大学・宮島英昭教授インタビュー

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早稲田大学商学学術院教授 早稲田大学高等研究所 所長 宮島英昭氏

 ただ、対抗型も対話型も要求していること、実現しようとしていることは、実はそれほど変わらない面もあります。配当を上げるとか、自社株買いをして財務政策の再検討を促すとか、自己資本が多すぎるから資本構成を変えるべきとか、事業再編の一環としてこの事業を整理したほうがいいとか、M&Aをもっと積極果敢にやったほうがいいとか、経営者もそろそろ次の人に変わったほうがいい、とか。

 それを経営者との対話を欠いたまま性急に進めると非常に強い拒否反応があり、介入を受ける側の企業の反発が大きい...

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