行動経済学的観点からみた「M&Aと株価」(下)東工大・井上光太郎教授インタビュー

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東京工業大学・工学院・経営工学系・井上光太郎教授

--国内と海外の案件では、分けて考える必要があるのですね。

井上教授:国内についていえばトップラインはもう上がらないと考えています。M&Aをしても、売上高が1+1=2にはならないからです。長期的にみれば間違いなく1.8程度にとどまるでしょう。ただし一緒になることでコスト削減の余地があるため、コストが(1+1で)1.5程度になるのであれば、これは勝ちといえます。

 一方で、海外のM&Aは逆です...

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