M&Aが大盛況だった2017年も今日で終わり、いよいよ新年を迎える。「元旦は初詣!」と決めている人も多いはず。そこでM&A onlineファンの皆さまのご多幸とご繁栄を祈り、初詣におすすめの金運パワースポットを3カ所ばかり紹介したい。いずれも東京都心にあり、地下鉄を使えばコンプリート参拝も可能。金運も3倍だ。この先、日本経済の先行きが不透明なのは間違いなく、景気の行方は「神のみぞ知る」。2018年のビジネス成就に向けて「神の声」に耳を傾けてみてはいかがだろうか。
国会議事堂や首相官邸などのすぐ近くにあるのが日枝神社(東京都千代田区)。政治の中枢を護るこ
とから出世運・仕事運にご利益があるとされており、同神社によると「近年は厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神として崇敬されている」という。境内には狛犬の代わりに「猿」が置かれており、「勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」という意味や、猿(えん)が「縁(えん)を運んで
きてくれるなどの考えから、厄除けや縁結び、商売繁盛などが言われるようになったよう。地下鉄赤坂駅(千代田線)や地下鉄溜池山王駅(南北線・銀座線)から徒歩3分と交通の便がよいこともあり、初詣には例年25万人ほどの人出がある。神田祭(神田神社で行われる祭り)、深川祭(富岡八幡宮で行われる祭り)と並ぶ、江戸三大祭りの一つである山王祭を行う神社としても名高い。
金運上昇のパワースポットとして知られるのが品川神社(東京都品川区)。京急線・新馬場駅を降りて目の前、大通り(第1京浜国道)を渡ったところにある。柱に龍の細工を施した石鳥居をくぐり、約50段の階段を上がりきると社殿。その右手に並ぶ朱色の鳥居の先にあるのがお目当ての「一粒萬倍の泉」だ。
水がそよそよと湧いている。備え付けのザルにおカネや印鑑を入れて、この霊泉で洗い清めると良いとされる。ペットボトルなどで持ち帰って家や店の入り口や四隅に注ぐと、商売繁盛にご利益があるというのだ。
品川神社は平安末期の1187年、源頼朝公が海上交通安全と祈願成就を祈願し、安房国・洲崎明神(千葉県館山市)から天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)を勧請し祀ったのが始まり。徳川家康が関ヶ原出陣の際、戦勝祈願したのが品川神社とされ、徳川家から終始手厚い庇護を受けた。
神社の敷地内には、高さ約15メートルと都内随一の高さを誇る品川富士(富士塚)がそびえ、都民に親しまれている。“山頂”は7~8人分のスペースがある。ここでご新春の来光を拝むのも、これまたご利益がありそうだ。
映画「麒麟の翼」で紹介され、全国区のパワースポットになった小網神社(東京都中央区)。ビルの谷間にこじんまりと佇(たたず)む地味な神社だが、その由緒は古い。このあたりが入江だった文正元年(1466年)に「近くの海で網にかかった」という稲穂を持ってきた網師の翁を稲荷大神と崇(あが)めたところ、猛威を振るっていた疫病が鎮まる。村人たちは翁を「小網稲荷大明神」と称え、神社を創建した。江戸城を開いた太田道灌も折に触れて参詣したと伝えられ、慶長年間(1596~1615年)には神社の周辺が「小網町」と名づけられ、地域の氏神となっている。
小網神社の周囲には現物・先物取引会社が多く、すぐそばの橋を渡れば東京証券取引所を擁する証券街の兜町という立地もあって、相場師たちの信仰を集めている。今年こそ「勝負」をかけたい人には、小網神社への参拝を強くお勧めする。鳥居を過ぎて左側にある「銭洗いの井」で清めたお金を財布に入れておくと財運を授かる「東京銭洗い弁天」も有名だ。参拝の折には「銭洗い」もしておきたい。
金運と並ぶ小網神社のご利益は「強運厄除」。太平洋戦争では小網神社での出征奉告祭に参列し、御守を受けた兵士は全員生還したという。さらに昭和20年(1945年)3月10日の東京大空襲では、社殿を含む境内建物は奇跡的に戦災を免れている。ビジネスでは思わぬ災難がつきもの。成功者のほとんどは強運の持ち主と言ってもよい。「敵対的な買収で会社が乗っ取られそう」「業績の急降下でリストラにあいそう」など、世に災難のタネは尽きない。ぜひ初詣で厄を祓(はら)っておこう。その際には御守を受けるのもお忘れなく。
元旦から1月7日までは笠間稲荷神社や松島神社など周囲の神社を巡礼する「七福神めぐり」が催される。普段は混雑しない小網神社だが、この期間は御朱印などを求めて参拝者の長い列ができる。風邪などをひかぬよう、温かい服装での参拝を。最寄駅は東京メトロ日比谷線・都営浅草線の人形町駅だが、東京メトロ東西線の茅場町駅、同半蔵門線の水天宮前駅からも近い。
文:M&A Online編集部