日産、トヨタがベスト10「脱落」 EVメーカー世界ランキング

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世界初の量産EVを市場投入した日産が、まさかの「ベスト10」落ち

価格で二極分化するEV、日本勢は苦戦か

これまでEV・PHVの世界販売上位は車両価格300万円超のEVを生産するメーカーが占めており、SGMWは100万円を切る低価格帯のEVメーカーとしては初のベスト10入りとなる。低価格帯のEVはヒットすれば販売台数がケタ違いに多いため、今後はSGMWが世界販売ランキングの「台風の目」となりそうだ。

一方で、車両価格が500万円を超える高価格帯EVメーカーの成長も続く。独メルセデス・ベンツは2019年の25位から一気に6位へ。独アウディは21位から9位へ上がり、ベスト10入りを果たした。独ポルシェも30位から19位へ急上昇している。

中国メーカーでも高級EVメーカーのNIOが28位から20位にランクアップ。コロナ禍にもかかわらず、高価格帯EVは依然として販売増を伸ばしている。EV市場では100万円以下の低価格帯と、500万円を超える高価格帯に二極分化する傾向が見えてきた。

そうなると100万円から500万円までの中間価格帯のEVが苦戦することになるだろう。日本車メーカーが販売しているEVは、いずれもこの中間価格帯に入る。日本勢がベスト10に返り咲くには、EV市場の二極分化に対応して現行の軽自動車並みの低価格帯か500万円超の高価格帯モデルを投入する必要がありそうだ。

国内で販売中の主なEVと車両価格

メーカー モデル名 車両価格(税込) 備考
マツダ MX-30 EV 451万円  
ホンダ Honda e 451万円  
トヨタ C+pod 165万円 2022年に一般販売
日産 リーフ 332万6400円  
テスラ モデル3 511万円 輸入車
三菱自 i-MiEV 300万3000円 2021年3月生産中止

文:M&A Online編集部

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