【緊急インタビュー】激動のエネルギー業界とM&A(石油業界編・前編)

※この記事は公開から1年以上経っています。
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東京理科大学大学院 橘川武郎教授

――石油の使い方(ノーブル・ユース)が今回の業界再編にどう影響を及ぼすのでしょうか?

ノーブル・ユースの一番の典型例は化学の原料として使う、つまり石油から石油化学製品をつくるということです。ここからようやく話がつながってくるのですが、石油をつくるリファイナリー(製油所)とエチレンセンター(ナフサ分解工場)などの化学製品をつくるケミカルプラント(化学工場群)が一体運用されているとよいわけです。

実は、JXは今まで日本最大の石油会社でありながら、どのリファイナリーもケミカルプラントとつながっていませんでした...

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