2019年4月には中部電と東電が持つ既存の火力発電所が統合され、電力供給量約6600万KWの巨大卸発電事業者となる。さらには首都圏向けに560万KWのリプレースを予定しており、原子力や水力などを含む関電(総設備出力3,657万KW)の2倍の供給能力を持つ。原子力発電比率が高い関電と、価格競争で対抗できる規模だ。

これからの日本は人口減少や製造業の海外流出、省エネの進展などで、国内の電力需要が頭打ちになる。こうした状況を乗り切るため、JERAは海外にも火力発電所を建設して電力販売に乗り出す。経験の乏しい海外展開リスクを東電と分散できるのも、中部電にとっては魅力だった。