ゴルフで覚えるドラッカー|編集部おすすめの1冊

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数あるビジネス書や経済小説の中から、M&A Online編集部がおすすめの1冊をピックアップ。M&Aに関するものはもちろん、日々の仕事術や経済ニュースを読み解く知識や教養として役立つ本も紹介する。

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『ゴルフで覚えるドラッカー』  飯田利男 ゴルフダイジェスト社

タイトルの「ゴルフで覚えるドラッカー」とは何とも微妙だ。これだとドラッカーの考えや手法を習得するのにゴルフを用いるように取れる。だが実際はドラッカーの管理手法を活用してゴルフ技術を高めるという内容なのだ。 

もちろんドラッカーを応用するのだから、ドラッカーの手法を学ぶことになる。だから微妙なのだが、やはり主題はゴルフを上手になりたい人向けの指南書である。 

著者はプロゴルファーやインストラクターではなく、自身の紹介によれば「ごく一般的な会社員」。ドラッカーの考え方をベースにした独自の「ゴルフ・マネジメント学習法」により、半年で110前後のスコアが80を切るまでに上達したという。 

その極意をまとめたのが本書で、前半はなぜゴルフが上達しないのかを分析したうえで、ドラッカーの考えを解説し、肝となるドラッカーを応用した「ゴルフ・マネジメント学習法」を披露。後半は「ゴルフ・マネジメント学習法」の実践手順や自身が80を切った練習方法などを紹介している。

キーワードは「ドラッカー流フィードバック術」。現状把握、目標設定、実践、成果との照合の4つのプロセスを繰り返すことでゴルフの腕前が上達すると説く。4つのプロセスを繰り返すための方法としてフィードバック手帳、セルフチェックリスト、言い聞かせワードなどの具体的な方法を提案。自身の上達の経験を交えてやり方をアドバイスしている。 

25歳でゴルフを始め、インストラクターのレッスンなどを受けたものの30年以上も100の壁を突破できなかった著者が、わずか半年で80を切った手法を試してみる価値はありそうだ。

文:M&A Online編集部