投資顧問会社のスパークス・グループは、自動車や建設機械向け精密鍛造部品を手がけるメタルアートをTOB(株式公開買い付け)で子会社化し、同社の電動化対応を含む事業構造改革や成長投資を進め、競争力強化を図る。
一方、メタルアートは非公開化により中長期視点での経営判断や事業構造転換を進めやすくなると判断した。
TOBはスパークス・グループ傘下の日本モノづくり未来2号投資事業有限責任組合が出資する特別目的会社(SPC)のGerbera holdingsが実施する。
TOB成立後にメタルアートの東証スタンダード上場は廃止となる予定。メタルアートはTOBに賛同の意見表明し、株主に応募を推奨している。
メタルアート株の36.23%を保有する筆頭株主のダイハツ工業はTOBに応募せず、TOB終了後にメタルアートが実施する自己株式取得に応じる。その後、ダイハツ工業は買収主体のGerbera holdingsに再出資して33.3%を取得し、継続してメタルアートの経営に関与する予定。
買付価格は1株につき7600円で、公表前営業日の2026年5月13日の終値5020円に対して51.39%のプレミアムを加えた。買付予定数は182万5640株。下限は86万7000株(所有割合30.29%)。
買付代金は約138億円。買付期間は2026年5月15日~6月25日までの30営業日。決済の開始日は7月2日。公開買付代理人は野村証券。