ホームセンター大手のコーナン商事は、同業中堅のアレンザホールディングスにTOB(株式公開買い付け)を実施し、持ち分法適用関連会社化する。経営資源・ノウハウの融合による協業体制の構築を目的とし、最大49.4%の株式取得を目指す。コーナン商事は関西、首都圏、九州を地盤とし、東北、中部、中国地区で店舗展開するアレンザとの地域補完を見込む。
アレンザ親会社で中部地区を中心とする食品スーパー大手、バローホールディングスはTOB成立後も現行のままアレンザ株式の50.6%を保有する。
アレンザ株式の買付価格は1株につき1465円で、TOB公表前営業日(2月10日)の終値1142円に28.28%のプレミアムを加えた。買付予定数は1494万3133株。下限は所有割合15.7%にあたる474万4300株。買付代金は218億円。買付期間は2026年2月13日~3月30日の30営業日。決済の開始日は4月6日。公開買付代理人は大和証券。
アレンザはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社は東証プライム市場への上場が廃止となる。
2025年2月期の売上高はホームセンター業界3位のコーナン商事が5014億円、同7位のアレンザが1533億円。単純合計すると、カインズ(埼玉県本庄市)、DCMホールディングスを抜いてトップに立つ。協業体制を構築し、物流・店内業務をはじめとする業務の合理化や、PB(プライベートブランド)商品での連携などを進め、相乗効果の発揮につなげる。
アレンザは2016年に福島県地盤のダイユーエイトと岡山県地盤のリックコーポレーションが経営統合して発足。ホームセンター事業に加え、ペットショップ事業を主力とする。2019年、バローホールディングスが手がけるホームセンター事業との統合に伴い、バローの子会社となった。