芙蓉総合リース<8424>、アクリーティブ<8423>をTOBで子会社化

芙蓉総合リースは、ドンキホーテホールディングスの子会社で、売掛金先払いサービスを提供するアクリーティブにTOB株式公開買い付け)を実施すると発表した。株式51%を取得し子会社化する。利便性の高い金融サービスを提供することで、顧客へのサービスメニューの拡充やソリューション提案力の強化につなげる。買付代金は約113億円。アクリーティブはTOBに賛同しており、TOB成立後も東証1部への上場は維持する。

買付価格は1株につき520円で、TOB公表前営業日の終値409円に27.14%のプレミアムを加えた。買付予定数は所有割合51%にあたる2185万9000株で、上限も下限も同じ。買付期間は2016年12月15日~2017年1月19日。決済の開始日は1月26日。公開買付代理人は大和証券。

アクリーティブは1999年設立。2008年のリーマンショックにより財務基盤が悪化したことから、ドン・キホーテ(現・ドンキホーテホールディングス)から経営支援を受け、2011年に同社の子会社となった。2004年に東証マザーズに上場し、2005年から東証1部上場。