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沖縄初の新型コロナウイルス関連「アクアレンタカー」が民事再生

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※画像はイメージです

~沖縄県初の「新型コロナウイルス」関連倒産~

 (株)ニューステップ(TSR企業コード:952150751、法人番号:5360001014842、那覇市具志3-27-9、設立2011(平成23)年6月、資本金500万円、新垣弘行社長)は3月23日、那覇地裁へ民事再生法の適用を申請した。
 申請代理人は与世田兼稔弁護士(弁護士法人与世田綜合法律事務所、同市泉崎2-21-3、電話098-855-8688)。保全管理人には田島啓己弁護士(ゆあ法律事務所、同市壺川3-5-6、電話098-834-9820)が選任された。
 負債総額は債権者84名に対して3億9038万円。

 「アクアレンタカー」の名称で、本社の所在地のほか、宮古島市で、コンパクトカーや軽自動車、ワンボックスカーなど約400台の車両を保有してレンタカー業を手掛けていた。
 格安レンタカーの触れ込みで那覇空港や赤嶺駅への無料送迎を行うことで顧客をつかみ、沖縄県への好調な入域観光客数を追い風に、売上高は2017年5月期3億6142万円、2018年5月期4億1613万円を計上。また、台湾からの観光客確保に力を入れた2019年5月期には売上高は6億579万円まで増加した。しかし、リース料を含めた経費負担が重く、2019年5月期の営業利益は101万円の赤字を計上。
 2019年3月には代表者が交代し、経営コンサルタントの指導を受けていた。2020年3月9日には現代表者が就任し新体制となったが、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行自粛の影響から2020年3月は大幅な減収が予想され、リース債務を中心に予定通りの債務弁済が出来なくなると判断したため、今回の措置となった。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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