マンU売却検討で英富豪が名乗り、ベッカム氏も参加か

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Abaca Press/REUTERS

[23日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)がクラブ売却などの検討を始めたことを受け、英富豪のジム・ラトクリフ氏が買収に名乗りを上げると、英紙テレグラフ・スポーツが23日伝えた。

マンUの声明によると、米国人オーナーであるグレイザー家は、クラブの一部売却のほか、スタジアムやインフラ再開発などの投資につながる選択肢を巡り財務顧問と協力している。

ロイターは8月、マンUの長年のファンであるラトクリフ氏が買収に興味を示していたと報じた。同氏が会長を務める化学大手のイネオスは23日、コメントを控えた。

また英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、マンUで10年以上プレーした元イングランド代表主将、デービッド・ベッカム氏も買収候補者との話し合いに前向きだと伝え、同氏が買収に参加する可能性もあるという。

FTは事情に詳しい銀行関係者の話として、売却額が70億ポンド(84億4000万ドル)近くになる可能性があるとし、さらに膨らむこともあり得るとしている。

マンUの株価は、23日のニューヨーク市場で18.8%上昇。前日にも売却検討報道を受けて14%余り上昇していた。